日経平均株価 始値 22896.17 高値 22993.26(13:50) 安値 22895.31(09:08) 大引け 22966.38(前日比 +88.03 、 +0.38% ) 売買高 11億9857万株 (東証1部概算) 売買代金 2兆2489億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は3日続伸、米朝首脳会談通過で円安など背景に上値追い続く 2.米朝首脳会談は「完全な非核化」で合意も具体案伴わず市場の反応限定的 3.FOMCの結果を前に米利上げペース加速の思惑がドル買いの動きを誘発 4.日経平均2万3000円近辺では戻り売り圧力意識され、伸び悩む展開に 5.不動産、サービスなど内需株が物色され、円安好感で自動車株なども堅調 ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは1ドル安と5日ぶり小反落した。米朝首脳会談は通過したもののFOMCなど重要イベントを控え、様子見姿勢が続く展開となった。 東京市場では、買い優勢の地合い。日経平均株価は2万3000円近辺では売り圧力も意識されたが、目先筋の利食いをこなし終始堅調だった。 13日の東京市場はリスク選好の流れが継続し、日経平均は上値追い。注目された米朝首脳会談では、北朝鮮が「完全な非核化」へ取り組むことが確認されたが、具体案を伴わず市場の反応は限定的だった。米国株市場でもナスダック指数が最高値を更新したもののNYダウは小反落と気迷いムード。ただ、地政学リスクの後退に加え、FOMCの結果を前に米国の利上げペースが加速するのではないかとの思惑がドル買いを誘発、1ドル=110円台後半の円安が追い風材料となった。日経平均2万3000円近辺では戻り売りも表面化して上値は重かったが、全体が緩む場面では買いが入り、後場は2万2900円台後半で売り物を吸収した。業種別には円安を好感して自動車セクターが堅調だったほか不動産、サービスなどの内需株に買われるものが目立った。 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が上昇したほか、トヨタ自動車<7203>、日本電産<6594>も堅調。JT<2914>も買い優勢。曙ブレーキ工業<7238>が大商いでストップ高、ミサワ<3169>も値幅制限いっぱいに買われた。シンクロ・フード<3963>が値を飛ばし、日本通運<9062>、サイバーエージェント<4751>も物色人気に。アイフル<8515>が活況高、アイビーシー<3920>も買われた。 半面、売買代金断トツの任天堂<7974>は大幅安、SUMCO<3436>も下落。ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。日本通信<9424>が急落したほか、アイロムグループ<2372>も大きく値を下げた。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が安く、IDOM<7599>、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども水準を切り下げた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、テルモ <4543> 、リクルート <6098> 、ファナック <6954> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約52円。 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、エーザイ <4523> 、日東電 <6988> 、住友鉱 <5713> 、セブン&アイ <3382> 。押し下げ効果は約25円。うち16円はファストリ1銘柄によるもの。 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)不動産業、(3)サービス業、(4)その他金融業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)鉱業、(3)金属製品、(4)非鉄金属、(5)石油石炭製品。 ■個別材料株 △富士PS <1848> [東証2] 19日付で東証1部に指定。 △日本和装 <2499> [東証2] 株主優待制度を拡充。 △ミサワ <3169> 2-4月期(1Q)経常は78%増益で着地。 △ネオジャパン <3921> 2-4月期(1Q)経常は14%増益で着地。 △スキヤキ <3995> [東証M] 1→5の株式分割を実施。 △ラクオリア <4579> [JQG] アザスピロ誘導体の米国における特許査定取得。 △アドベンチャ <6030> [東証M] 1→3の株式分割を実施。 △エボラブルA <6191> ショッピングサイト運営のワンワールドと提携。 △東芝 <6502> [東証2] 7000億円程度の自社株買いの方針発表。 △ブレーキ <7238> 「40年ぶりにブレーキの新たな基本構造を開発」との報道。 ▼石井表記 <6336> [東証2] 2-4月期(1Q)経常は38%減益で着地。 ▼オーエムツー <7614> [JQ] 2-4月期(1Q)経常は30%減益で着地。 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ブレーキ <7238> 、(2)ミサワ <3169> 、(3)シンクロ <3963> 、(4)ネオジャパン <3921> 、(5)エムアップ <3661> 、(6)キューブシス <2335> 、(7)ダイダン <1980> 、(8)ヨシムラHD <2884> 、(9)兼松エレク <8096> 、(10)日通 <9062> 。 値下がり率上位10傑は(1)日本通信 <9424> 、(2)ヨシックス <3221> 、(3)アイロムG <2372> 、(4)ガンホー <3765> 、(5)任天堂 <7974> 、(6)メガチップス <6875> 、(7)日東工 <6651> 、(8)ラサ工 <4022> 、(9)象印 <7965> 、(10)シュッピン <3179> 。 【大引け】 日経平均は前日比88.03円(0.38%)高の2万2966.38円。TOPIXは前日比7.55(0.42%)高の1800.37。出来高は概算で11億9857万株。東証1部の値上がり銘柄数は1115、値下がり銘柄数は888となった。日経ジャスダック平均は3986.03円(12.77円高)。 [2018年6月13日] 株探ニュース
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