金・銀市況=金は当限を除き反落、現物相場の軟化から地合い緩める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,257   + 53    12,277   -37  : 2,648.82   + 5.00
銀          145.0    0.0     146.9   0.0  : 3,110.00   -31.00
プラチナ     4,558      0     4,562  -  6  :   989.17   + 3.70
パラジウム   4,700     0     4,700     0  : 1,000.41   - 3.61
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.71   -0.69  ユーロ・ドル相場   1.1063  -0.0068
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【市況】
 金は当限を除き反落。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル
建て現物相場の軟調を受けてマイナスサイドに転じる場面も見られたが、円高一服など
を受けて押し目を買われ、先限は正午前に40円超の上昇で推移。午後に入り、ドル建
て現物相場の軟化から地合いを緩め、軟調に推移し、30円超の下落で引けた。
 銀の商いは成立しなかった。期近12月限が帳入値で5.0円高。
 前営業日比は、金標準、金ミニが41円安〜53円高、ゴールドスポットが37円
安、銀が変わらず〜5.0円高。
 推定出来高は、金が2万8820枚、金ミニが6567枚、ゴールドスポットが
3370枚、銀が0枚。
【金先限は1万2112円を終値で割り込むと調整色】
 金先限は夜間取引の中盤に1万2374円まで上昇。9月30日にチャート上で空け
たギャップ(窓)の半分程度を上に埋める上昇となった。しかし午後1時半頃から軟化
となり、1万2247円まで下落となった。
 1万2381円まで上昇となると、窓を完全に埋める上昇となる。窓埋め、さらに1
万2400円台を回復となると、買い戻しの動きが増えるとみる。反面、前日の安値
1万2112円を終値で割り込むと調整色が濃くなる。
 昨日は期先が150円超を超える上昇で引けた。1日時点での総取組高は前日比
1411枚増の3万9492枚。買い戻しより新規買いが増えたもよう。先月20日以
来の4万枚台回復が近い。

 イスラエルとイランを巡る中東情勢の緊張が高まるなか、今夜は9月の米ADP雇用
統計の発表がある。米景気のソフトランディングを期待させる数字が出て、ドル安とな
ると、金には追い風。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下落。きのうの海外市場では、中東情勢下落する懸念を受
けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の2661.10ドルから、利食い売り
などが出て軟調となったが、2657ドル台で押し目を買われた。11時前に2661
ドル台まで上昇したが、午後に入りユーロ安・ドル高で2645ドル台まで軟化となっ
た。
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