NYプラチナ市況=反落、米ISM非製造業総合指数の上昇で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)  1020.1     1022.0       990.1      1005.6    - 11.2
         (25/ 4)  1029.7     1030.3       999.2      1014.5    - 11.1
 パラジウム  (24/12)  1022.00    1022.50      982.50     1000.60   - 18.10
         (25/ 3)  1028.50    1028.50      992.50     1008.80   - 18.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          22,266         22,369        73,863       (+  1,230)
 パラジウム          4,014          3,578        18,277       (-    185)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,011.59  - 184.93
     前日  146.50/52   1.1045/47   ・ナスダック         17,918.48  -   6.64
     本日  146.94/96   1.1028/30   ・10年米国債利回り      3.85  +   0.07
・NY原油  (24/11)   73.71 + 3.61  ・SPDR保有金残高    874.82      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比は、プラチナが11.3〜10.0ドル
安、中心限月の1月限が11.2ドル安、パラジウムが19.10〜18.10ドル
安、中心限月の12月限は18.10ドル安。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時
間に入ると、欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しや金軟調を受けて下げ幅を拡大し
た。日中取引では、米ISM非製造業総合指数の上昇を受けて売り優勢となった。その
後は、ドル高一服や金堅調を受けて下げ一服となった。
 パラジウム12月限は米ISM非製造業総合指数の上昇が圧迫要因になったが、ドル
高一服を受けて下げ一服となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を994.3〜1022.0ドルのレンジで推移し、前
日比21.9ドル安の994.9ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、ドル高を受
けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しや
金軟調を受けて下げ幅を拡大した。
 日中取引では米ISM非製造業総合指数の上昇を受けて売り優勢となり、990.1
ドルまで下落した。その後は、ドル高一服や金堅調を受けて下げ一服となり、
1006.7ドルまで戻した。
 9月の米ISM非製造業総合指数は54.9と前月の51.5から上昇し、2023
年2月以来、約1年半ぶりの高水準を付けた。市場予想の51.7も上回った。ただ米
新規失業保険申請件数は、前週比6000件増の22万5000件となった。米連邦準
備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、ドル高が一服した。
 パラジウム12月限は、時間外取引を990.00〜1022.50ドルのレンジで
推移し、前日比24.20ドル安の994.50ドルとなった。12月限は高寄りした
のち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、他の貴金属の軟調を受け
て下げ幅を拡大した。
 日中取引は米ISM非製造業総合指数の上昇を受けて売り優勢となり、982.50
ドルまで下落した。その後は、ドル高一服を受けて下げ一服となり、1005.50ド
ルまで戻した。
 2日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万4970オ
ンス、パラジウムは同変わらずの3万9257オンス。
今日の材料
・9月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.6と、
前月の51.0から低下し、好不況の分かれ目となる50を2月以降初めて割り込ん
だ。速報値の48.9は大幅に上回った。
・米新規失業保険申請件数は、前週比6000件増の22万5000件となった。市場
予想は22万件だった。
・9月の米ISM非製造業総合指数は54.9と前月の51.5から上昇し、2023
年2月以来、約1年半ぶりの高水準を付けた。市場予想の51.7も上回り、経済が第
3四半期も堅調に推移したことが裏付けられた。
・8月の米製造業新規受注は前月比0.2%減少した。市場予想は変わらずだった。前
月は5.0%増から4.9%増に小幅下方修正された。
・バイデン米大統領は、イスラエルがイランによるミサイル攻撃の報復としてイランの
石油施設を攻撃することを支持するかという記者団からの質問に対し「議論していると
ころだ」と応じた。
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