●論点解説穀物、他穀物相場主導の展開が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシ相場は、小麦相場の動向に一喜一憂する展開が繰り返されている。
10月入りしてからは小麦相場の急伸と連動して上値をきりあげていたが、その小麦相
場で利食い売りが膨らむと、トウモロコシ相場も軟化している。トウモロコシと小麦相
場が同じ売買テーマで動いているというよりも、単純に小麦相場の上昇の有無がトウモ
ロコシ市場において重視されている模様だ。9月下旬は大豆相場との連動性が目立った
ように、独自色に乏しい展開が続いている。本来であれば10月はハーベスト・プレッ
シャーをどの程度織り込むのかが重視されやすい時期だが、今年は大豆や小麦相場がグ
ローバルな天候リスクをどの程度織り込むのかが最重要視されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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