●論点解説金、米長期金利は４％台に乗せるも＝マーケットエッジ

　米長期金利が４％台に乗せたが、金相場は小幅安に留まった。４日に発表された９月
米雇用統計の余波が続き、当面の大幅利下げはないとの見方から、８月１日以来の高金
利環境になっている。本来であれば金相場の値崩れが発生しても不思議ではない金利動
向だったが、実際の金相場は期近の小幅安に留まり、期先は小幅高になっている。金利
要因の売り圧力が、地政学リスクの買い圧力によって相殺されていることが窺える。金
利環境のみでは決まらない値動きになっていることが再確認できる。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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