●短期見通し穀物、収穫圧力織り込みなら軟化=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、豊作よる需給緩和見通しが強く基調は弱い。10月は米産地で収穫
作業が加速するため、ハーベスト・プレッシャーの織り込みが更に強化されると
400セント割れが意識される。売買テーマが明確に定まらないため乱高下が繰り返さ
れているが、8日に続いて9日もハーベスト・プレッシャーが織り込まれると、下値不
安が強化される。
 大豆は、豊作による需給緩和見通しが強い。今後はハーベスト・プレッシャーの消化
も求められ、季節要因からは値下がりリスクを抱える。一方、南米では干ばつ傾向が強
い。足元では降雨が調整売りを誘っているが、天候が安定するのか不透明感が強く、下
落余地は限定される。季節要因で調整売りが膨らむと、物色妙味が高まる。1000セ
ント割れからの下落余地は限定されよう。1050セントの上は1090〜1100セ
ントが抵抗線になる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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