プラチナ市況=プラチナが続落、午後は円安などで期先が上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,500    -88    12,536   -90  : 2,616.80   -28.53
銀          145.0   -5.0     146.5  -3.5  : 3,058.00   -87.00
プラチナ     4,526   - 73     4,559   -41  :   957.38   - 6.92
パラジウム   4,800      0     4,800     0  : 1,025.08   +21.52
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.53   +0.53  ユーロ・ドル相場   1.0968  -0.0015
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク大幅安を受けドル建
て現物相場の軟化を背景に夜間取引で一時、期先が60円超の下落となった。夜間取引
の終盤、40円超の下落で推移。日中取引は序盤、下値を切り上げる場面があったが、
戻り鈍く推移。先限は正午前に59円安で推移。午後に入ると、円安、ドル建て現物相
場が960ドル台回復で下げ幅を縮小し、41円安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが82〜36円安、プラチナスポットが34
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8626枚、プラチナミニが928枚、プラチナスポット
が2344枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは現物相場が200日移動平均線を維持できるかが重要ポイント】
 プラチナ先限は軟調。今月3日以来の安値となる4532円まで下落。安値を離れて
はいるが軟調地合いを払拭できずに引けた。日足は3日連続の陰線引け。14日間の相
対力指数(RSI)は53台から一時、強気相場と弱気相場の50割れまで低下した。
明日、続落ならばテクニカル指標から、弱気相場への転換日になる可能性あり。
 ドル建て現物相場が950ドル台前半まで軟化。金が2600ドル割れとなると、つ
れ安となり、9月11日の安値932ドル近くまで下落リスク。長期波動線の200日
移動平均線が通る949ドル水準を維持できるかが重要ポイントとなる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。午前9時台、10時過ぎと2回にわ
たり、954ドル台に下落する場面があった。買い拾う動きが根強いが、958ドル台
で戻りを抑えられ、11時過ぎに953ドル台に軟化。午後になり、961ドル台に反
発する場面があったが、950ドル台前半で低迷。
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