NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   965.9      969.4       953.0       957.3    -  4.7
         (25/ 4)   975.6     977.5       962.9       966.8    -  4.7
 パラジウム  (24/12)  1023.50    1050.00     1012.00     1042.90   + 36.00
         (25/ 3)  1027.50    1054.50     1023.00     1050.40   + 34.90
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          22,101         29,742        76,979       (+  1,299)
 パラジウム          3,827          4,551        18,120       (-     77)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,512.00  + 431.63
     前日  148.17/19   1.0979/81   ・ナスダック         18,291.62  + 108.70
     本日  149.32/34   1.0940/42   ・10年米国債利回り      4.06  +   0.05
・NY原油  (24/11)   73.24 - 0.33  ・SPDR保有金残高    876.26      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反発。前日比は、プラ
チナが4.7〜0.1ドル安、中心限月の1月限が4.7ドル安、パラジウムが
28.00〜39.40ドル高、中心限月の12月限は36.00ドル高。
 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった
のち、押し目を買われた。欧州時間に入ると、戻りを売られた。日中取引では、米国債
の利回り上昇やドル高、金軟調を受けて売り優勢となった。
 パラジウム12月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となったが、買い
戻されて地合いを引き締めた。
 プラチナ1月限は時間外取引を955.8〜969.4ドルのレンジで推移し、前日
比3.2ドル安の958.8ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、ドル高や金軟調
を受けて売り優勢となったのち、押し目を買われた。欧州時間に入ると、戻りを売られ
た。
 日中取引では、米国債の利回り上昇やドル高、金軟調を受けて売り優勢となり、
953.0ドルまで下落した。売り一巡後は買い戻されて下げ一服となり、963.3
ドルまで戻した。
 米国債の利回り上昇やドル高が圧迫要因になった。米連邦準備理事会(FRB)の大
幅利下げ観測の後退による調整局面を継続した。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1012.00〜1033.50ドルのレンジ
で推移し、前日比9.60ドル高の1016.50ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、ドル高に上値を抑えられたが、買い戻されて地合いを引き締めた。欧州時間に
入ると、戻りを売られた。
 日中取引は、他の貴金属の軟調が圧迫要因になった。売り一巡後は買い戻されて地合
いを引き締めると、時間外取引の高値を突破し、1050.00ドルまで上昇した。
 8日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万4273オ
ンス、パラジウムは同変わらずの3万9257オンス。
今日の材料
・ 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は、
ユーロ圏のインフレ率は来年下半期にはECBが目標とする2%に達する軌道に乗って
いるものの、サービス価格の持続的な上昇と予想を上回る賃金上昇が上振れリスクにな
っていると述べた。
・米ダラス地区連銀のローガン総裁は、インフレ上振れリスクが依然現実的で経済見通
しを巡りかなりの不確実性がある中、今後は「より緩やかな」利下げが適切という見解
を示した。
・9月17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨から、当局者の「大
多数」が50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げで金融緩和政策を開始することを
支持したことが分かった。
・イスラエルのガラント国防相は、イスラエルにミサイル攻撃を行ったイランへの対応
は「致命的でかつ正確、意表を突くものになる」と述べた。
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