プラチナ市況=プラチナが反発、現物相場がジリ高で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,530    +30    12,568  + 32  : 2,615.13   - 1.67
銀          145.0    0.0     147.4  +0.9  : 3,051.00   - 7.00
プラチナ     4,600   + 74     4,607  + 48  :   961.31   + 3.93
パラジウム   4,800      0     4,800     0  : 1,053.05   +27.97
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.11   +0.58  ユーロ・ドル相場   1.0938  -0.0030
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。円安を受けて買い優勢で始まっ
た。その後は、円安一服に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の堅調を受けて先限
は正午前に40円超の上昇で推移。午後に入り、一時1ドル=145円台半ばに円が続
落、ドル建て現物相場がジリ高で推移から上げ幅を拡大した。終盤、金が上げ幅を縮小
にも50円近い上げ幅を維持し、4600円台で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが48〜79円高、プラチナスポットが52
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7274枚、プラチナミニが575枚、プラチナスポット
が2925枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは現物価格950ドル割れが長続きせず、買い喚起が裏付け】
 プラチナ先限は円安とドル建て現物相場の下値の堅さに支援され、堅調。夜間取引で
4527円まで軟化し、今月2日以来の安値をつけたが、夜間取引の終盤から持ち直
し、日中取引で上げ幅を拡大。午後に4630円まで上昇し、前日の高値4623円を
わずかに上抜いた。終盤は引け前の10分間で上げ幅を縮小も堅調地合い維持。
 ドル建て現物相場は前日のニューヨーク時間の午前9時台に943ドルまで下落。た
だい950ドル割れはニューヨーク時間午後1時頃までの短時間で終了。長期波動線の
200日移動平均線割れが長期化しなかったことは実需、テクニカル面から950ドル
割れは買いが喚起された裏付けでもある。パラジウムが1050ドル台に上昇し、プラ
チナの割安感が台頭していることも買い材料だ。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の953.51ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。午後に962ドル台まで上昇。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。