NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   960.6      983.3       959.5       976.2    + 18.9
         (25/ 4)   969.3     991.6       969.3       985.1    + 18.3
 パラジウム  (24/12)  1043.50    1079.00     1041.00     1072.20   + 29.30
         (25/ 3)  1049.00    1085.00     1049.00     1079.50   + 29.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          25,321         22,429        77,107       (+    128)
 パラジウム          4,735          3,878        17,818       (-    302)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,454.12  -  57.88
     前日  149.32/34   1.0940/42   ・ナスダック         18,282.05  -   9.57
     本日  148.56/58   1.0936/38   ・10年米国債利回り      4.09  +   0.03
・NY原油  (24/11)   75.85 + 2.61  ・SPDR保有金残高    876.26      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続伸。前日比は、プラ
チナが16.9〜19.5ドル高、中心限月の1月限が18.9ドル高、パラジウムが
28.50〜29.70ドル高、中心限月の12月限は29.30ドル高。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、金が堅調となるなか、安値拾いの買いが入
った。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。日中取引では、米消費者
物価指数(CPI)の伸び鈍化や金堅調を受けて買い優勢となった。
 パラジウム12月限は米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や他の貴金属の堅調を
受けて買い優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を959.5〜972.7ドルのレンジで推移し、前日
比6.0ドル高の963.3ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、金堅調を受けて
安値拾いの買いが入った。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。
 日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や金堅調を受けて買い優勢と
なった。時間外取引の高値を突破し、983.3ドルまで上昇した。
 9月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇と市場予想の2.3%上昇
を小幅に上回った。しかし、2021年2月以来約3年半ぶりの小幅な伸びにとどまっ
たことで、米連邦準備理事会(FRB)は11月も利下げを継続する見通しだ。また米
新規失業保険申請件数は、前週比3万3000件増の25万8000件と、週間の増加
幅としては2021年7月以来最大となった。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1041.00〜1060.00ドルのレンジ
で推移し、前日比5.60ドル高の1048.50ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買いが一巡
し、上げ一服となった。
 日中取引は、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や他の貴金属の堅調を受けて買
い優勢となった。時間外取引の高値を突破し、1079.00ドルまで上昇した。
 9日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万4273オ
ンス、パラジウムは同変わらずの3万9257オンス。
今日の材料
・9月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇した。市場予想の2.3%
を小幅上回った。しかし、2021年2月以来約3年半ぶりの小幅な伸びにとどまった
ことで、米連邦準備理事会(FRB)は11月も利下げを継続する見通しだ。8月は
2.5%上昇だった。
・米新規失業保険申請件数は、前週比3万3000件増の25万8000件と、週間の
増加幅としては2021年7月以来最大となった。市場予想は23万件だった。
・欧州中央銀行(ECB)が公表した9月12日の理事会の議事要旨からは、政策当局
者がインフレ率の低下に満足した姿勢を示す一方で、物価圧力が根強いことから段階的
な政策緩和を主張していたことが分かった。
・米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、インフレ率が目標とする2%近辺まで低下
し、経済がほぼ完全雇用状態にある中、連邦準備理事会(FRB)はこの状況を維持す
ることを目指しているとし、向こう1年から1年半の間に一連の利下げが実施されると
の見方を示した。
・米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、インフレ圧力の緩和が続く中、連邦準備
理事会(FRB)は一段の利下げを実施していくと予想されると述べた。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、経済指標で適切と示されれば、11月
の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを見送ることに「問題はない」と述べた。
・イスラエルは、イランによるミサイル攻撃に対する報復措置について協議する。
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