【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買 い優勢で始まった。その後は、円安一服に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立 しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが96〜121円高、プラチナミニが 27.0〜104.0円高、プラチナスポットが183円高、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが1万3154枚、プラチナミニが 1060枚、プラチナスポットが3777枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはECBの利下げ見通しなどが支援】 プラチナは欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しが支援要因になった。ユーロ圏の 労働市場の冷え込みが指摘され、今週のECB理事会で追加利下げが見込まれている。 センテノ・ポルトガル中銀総裁は、ユーロ圏経済の軟化を示す初期的な兆候をみてお り、「幾つかの兆候はより緊急性の高い警告を発しているが、いずれもの兆候も労働市 場が反転する可能性を示唆している」と述べた。一方、中国の景気刺激策に対する期待 感も支援要因だが、財政刺激策の規模が不明で不透明感が残っている。 プラチナ先限は夜間取引で4800円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要 因になった。円相場は1ドル=149円台後半まで円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の998.85ドルから、上げ一服 となった。 午前11時現在、プラチナは992.96ドル、パラジウムが1027.59ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが972.80ドル、パラジウムが 1077.38ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。