CFTC大口投機資金動向(10/8時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月
8日時点の大口投機家の売り越しは222万9088枚となり、前週の206万
6858枚から拡大した。取組高合計は4486万7532枚となり、前週から77万
2832枚(1.7%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.7%増、債券
合計が2.6%減、為替合計が0.1%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.1%増、エネルギー合計は2.4%減、金属合計は1.0%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って買い越しを縮小、債券で手じまい売りが買い戻しを上回って売り越しを拡大し
た。為替は手じまい売り、新規売りが出て買い越し(ドル売り)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が後退し、米国債の利回りが
上昇した。ただ米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受けて11月の25ベーシス
ポイント(bp)利下げの見方に変わりはなかった。今週は9月の米小売売上高などの
発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が3万6528枚買い越し(前週5万6772
枚買い越し)、ユーロは3万9098枚買い越し(同5万5327枚買い越し)、英ポ
ンドは9万3135枚買い越し(同9万3765枚買い越し)となった。ユーロは手じ
まい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油が中東情勢に対する懸念を受けて8月15日以来の高値
78.46ドルを付けたのち、レバノン停戦の可能性を受けて上げ一服となった。金は
米国債の利回り上昇が圧迫要因になったが、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を
受けて押し目を買われた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が19万0637枚買い越し(前
週15万9608枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨー
ク金は27万8180枚買い越し(同29万9931枚買い越し)、ニューヨーク・プ
ラチナは2万3657枚買い越し(同2万8132枚買い越し)に縮小した。金は手じ
まい売り、新規売り出て、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが3万6071枚買い越し(前週7193枚売
り越し)に転じ、大豆は5万1186枚売り越し(同7万3697枚売り越し)に縮小
した。コーン、大豆ともに新規買い、買い戻しが入った。前週のコーンは、ハーベスト
プレッシャーなどを受けて売り優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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