NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)  1003.3     1009.3       983.7       996.6    -  7.5
         (25/ 4)  1015.4     1016.8       993.2      1005.6    -  7.7
 パラジウム  (24/12)  1030.50    1034.50     1001.00     1011.90   - 20.00
         (25/ 3)  1043.00    1043.00     1013.50     1021.20   - 20.70
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          21,984         31,637        73,102       (-    259)
 パラジウム          4,468          5,577        17,589       (+    264)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,740.42  - 324.80
     前日  149.74/76   1.0908/10   ・ナスダック         18,315.59  - 187.10
     本日  149.19/21   1.0891/93   ・10年米国債利回り      4.03  -   0.08
・NY原油  (24/11)   70.58 - 3.25  ・SPDR保有金残高    880.57  +   2.59
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。前日比は、プラ
チナが7.7〜6.9ドル安、中心限月の1月限が7.5ドル安、パラジウムが
20.90〜18.90ドル安、中心限月の12月限は20.00ドル安。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、時間外取引では、中国市場の売り圧力が強
まったことを受けて軟調となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて押し目を買
われた。日中取引では、利食い売りなどが出て上げ一服となった。その後は金堅調が下
支えになったが、ドル高に上値を抑えられた。
 パラジウム12月限はドル高や株安を受けて売り優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を988.8〜1009.3ドルのレンジで推移し、前
日比9.8ドル安の994.3ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、中国市場の売
り圧力が強まったことを受けて軟調となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて
押し目を買われた。
 日中取引では、利食い売りなどが出て上げ一服となり、983.7ドルまで下落し
た。その後は金堅調が下支えになったが、ドル高を受けて999.5ドルで上値を抑え
られた。
 10月のニューヨーク連銀製造業景況指数は前月の11.5から23.4ポイント低
下のマイナス11.9となった。市場予想は3.6。米国債の利回りが低下し、金が堅
調となったが、ドル高に上値を抑えられた。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1013.50〜1034.50ドルのレンジ
で推移し、前日比7.90ドル安の1024.00ドルとなった。12月限は安寄りし
たのち、中国市場の売り圧力が強まったことを受けて軟調となった。欧州時間に入る
と、ドル高一服を受けて押し目を買われた。
 日中取引は、戻りを売られ、1001.00ドルまで下落した。その後は、米国債の
利回り低下や他の貴金属の堅調が下支えになったが、ドル高を受けて1023.50ド
ルで戻りを売られた。
 14日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万3931
オンス、パラジウムは同変わらずの3万9257オンス。
今日の材料
・8月のユーロ圏の鉱工業生産は前月比1.8%増となった。市場予想の1.7%増を
上回った。EU全体では1.3%増だった。
・10月の独ZEW景気期待指数は13.1となり、9月の3.6から大幅に上昇し
た。市場予想の10.0も上回った。
・10月のニューヨーク連銀製造業景況指数は前月の11.5から23.4ポイント低
下のマイナス11.9。市場予想は3.6。
・9月の加消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.6%上昇と、8月の2.0%か
ら伸び率が鈍化した。ガソリン価格の大幅な下落が主な要因で、3年7カ月ぶりの低い
伸びとなり、市場ではカナダ銀行(中央銀行)が来週の会合で50ベーシスポイント
(bp)の利下げを決めるとの観測が強まった。
・米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、インフレが予想通りに低下すれば、
米連邦準備理事会(FRB)はさらなる利下げを実施する可能性があると述べた。
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