プラチナ市況=プラチナ一部が続伸、プラスサイドに転じる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         13,055   +170    13,086  +154  : 2,708.64   +26.95
銀          149.0    0.0     154.9  +0.1  : 3,205.00   +62.00
プラチナ     4,838    +21     4,835   +14  : 1,004.99    +3.19
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,056.24   +32.77
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.84   +0.39  ユーロ・ドル相場   1.0838  -0.0014
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ一部が続伸。ドル建て現物相場の下落を受
けて売り優勢で始まったのち、円安一服が圧迫要因になったが、金堅調を受けて下げ一
服となった。午後に入ると、上げ一服となったが、金堅調を受けて地合いを引き締める
と、期近と期先2本が上昇した。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが23円安〜21円高、プラチナスポットが
7円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万1088枚、プラチナミニが1095枚、プラチナス
ポットが2082枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは中国経済の行方も確認】
 プラチナ先限は4777円まで下落したのち、4837円まで戻した。ドル建て現物
相場の下落や円安一服が圧迫要因になったが、金堅調を受けて下げ一服となった。円相
場は1ドル=150円台前半で円安が一服した。三村財務官は足元の為替の動きについ
て高い緊張感を持って注視すると述べた。
 欧米の利下げ見通しが支援要因になったが、ドル高に上値を抑えられた。一方、第3
四半期の中国の国内総生産(GDP)は4.6%に縮小し、景気の先行き懸念が残っ
た。ただ中国人民銀行が年末まえに預金準備率をさらに引き下げる可能性を示唆する
と、上海株が上昇した。景気刺激策が相次いだことや記者会見が期待外れとなったこと
で中国株が乱高下しており、中国経済の見通しも確認したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の993.38ドルから、989ド
ル台まで下落したが、金堅調が下支えになり、1001ドル台まで上昇した。午後に入
ると、買いが一巡し、上げ一服となった。
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