NYプラチナ市況=反落、米国債の利回り上昇やドル高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)  1041.7     1048.7      1024.1      1029.7    - 11.7
         (25/ 4)  1050.4    1057.3      1034.0      1038.9    - 11.5
 パラジウム  (24/12)  1086.00    1087.50     1056.00     1064.70   - 16.70
         (25/ 3)  1094.50    1094.50     1066.50     1073.80   - 16.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          25,779         24,055        81,497       (+  1,582)
 パラジウム          2,516          2,857        17,264       (-     65)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,514.95  - 409.94
     前日  151.11/12   1.0798/99   ・ナスダック         18,276.66  - 296.47
     本日  152.75/77   1.0782/84   ・10年米国債利回り      4.24  +   0.04
・NY原油  (24/12)   70.77 - 0.97  ・SPDR保有金残高    895.24  +   6.61
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比はプラチナが15.5〜10.7ドル
安、中心限月の1月限が11.7ドル安、パラジウムが16.70〜16.60ドル
安、中心限月の12月限は16.70ドル安。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、利食い売りが出たが、金堅調を受けて押し
目を買われた。欧州時間に入ると、上値を伸ばした。日中取引では、米国債の利回り上
昇やドル高、金軟調を受けて売り優勢となった。
 パラジウム12月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られた。
 プラチナ1月限は時間外取引を1038.3〜1048.7ドルのレンジで推移し、
前日比1.4ドル高の1042.8ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、利食い売
りが出たが、金堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、上値を伸ばした。
 日中取引では、米国債の利回り上昇やドル高、金軟調を受けて売り優勢となった。時
間外取引の安値を割り込み、テクニカル要因の売りが出ると、1024.1ドルまで下
落した。
 米国債の利回り上昇やドル高、金軟調が圧迫要因になった。欧州中央銀行(ECB)
の50ベーシスポイント(bp)利下げの見方が強まるなか、ドル高が進んだ。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1072.50〜1087.50ドルのレンジ
で推移し、前日比8.90ドル安の1072.50ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、戻りを売られたが、他の貴金属の堅調が下支えになった。欧州時間に入ると、
ドル高を受けて戻りを売られた。
 日中取引は、米国債の利回り上昇やドル高、他の貴金属の軟調を受けて売り優勢とな
り、1056.00ドルまで下落した。
 22日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万1428
オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、経済指標を注視し、利下げについて慎重
に判断していかなければならないとの考えを示した。
・9月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比1.0%減の384万戸と、2010
年10月以来、14年ぶりの低水準となった。市場予想は386万戸と横ばいだった。
・カナダ銀行は、政策金利を0.50%ポイント引き下げ3.75%とした。利下げは
4会合連続だが、0.50%ポイントの大幅利下げは2020年3月以来約4年ぶり。
・10月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス12.5と、前月のマイナ
ス12.9から0.4ポイント改善した。市場予想はマイナス12.5だった。
・欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストであるレーン専務理事は、ユーロ圏経
済に関する最近の経済指標は弱さを示しており、先行き見通しに疑問が生じている点を
認めた。
・米連邦準備理事会(FRB)の地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、ほぼ
全ての地区で経済活動は横ばいとなった一方、2地区が緩やかな成長を報告した。
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