プラチナ市況=プラチナが反落、先限は終盤に一時1ケタ安に戻す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         13,352   - 95    13,395  -109  : 2,730.50   -21.42
銀          165.0   -2.0     170.9  -0.2   : 3,399.00   -73.00
プラチナ     5,045   - 20     5,038  - 17  : 1,031.51   - 3.95
パラジウム   5,200      0     5,200     0  : 1,108.10   +28.76
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    152.16   -0.05  ユーロ・ドル相場   1.0788  -0.0013
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円安が一服したが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を
買われ、先限は正午前、15円安で推移。午後に入り、円が小幅高にも現物相場の堅調
な値値動きから下値堅く推移した後、終盤に一時1ケタ安に戻した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが35〜17円安、プラチナスポットが
37円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万3140枚、プラチナミニが1118枚、プラチナス
ポットが2706枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は押し目買いの動き旺盛】
 プラチナ先限は金と同様に押し目形成場面。金に遅れて上伸となったが、テクニカル
指標が金ほど買い過熱感を示していないこともあり、セオリー通り、初押しは新規買い
の動きは旺盛だったもよう。
 夜間取引の序盤で5091円の高値をつけ、8月限として一代高値をさらに更新。夜
間取引の中盤、ニューヨークプラチナの取引開始後に反落となった。4389円まで押
し目を形成となり、日中取引では5050円まで戻したがプラスサイドに浮上できず、
小幅安で推移した。
 金、銀に左右されやすい展開が続くと予想。中国の景気不安は定期的に売り材料視さ
れそうだが、その場面でどれだけ下値の堅さを示すことができるかがカギ。
 今夜は10月のユーロ圏製造業購買担当者景況指数、週間の米新規失業保険申請件数
の発表がある。弱い数値が出ると、欧米の景況感の悪化がプラチナ市場で利食い売り口
実にされやすいとみる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1023.24ドルから、金堅調を受
けて押し目を買われた。午後になり、緩やかな反発となった後、午後3時半頃から買い
優勢となり、1034ドル台まで上昇。
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