NYプラチナ市況=続伸、ドル安や金堅調で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)  1034.7     1049.6      1025.5      1046.8    + 10.1
         (25/ 4)  1043.4    1058.0      1034.6      1055.6    + 10.1
 パラジウム  (24/12)  1199.00    1229.50     1186.00     1224.90   + 22.20
         (25/ 3)  1208.50    1237.50     1202.50     1234.20   + 22.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          19,792         26,876        84,057       (+    603)
 パラジウム          6,632          8,385        17,457       (-    804)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,387.57  + 273.17
     前日  152.30/32   1.0796/98   ・ナスダック         18,567.19  +  48.58
     本日  153.29/31   1.0812/14   ・10年米国債利回り      4.27  +   0.04
・NY原油  (24/12)   67.38 - 4.40  ・SPDR保有金残高    889.78  -   4.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが9.9〜10.2ドル高、
中心限月の1月限が10.1ドル高、パラジウムが22.20〜22.60ドル高、中
心限月の12月限は22.20ドル高。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、金軟調につれ安となったが、押し目は買わ
れた。欧州時間に入ると、戻りを売られた。日中取引では、ドル安や金堅調を受けて押
し目を買われた。
 パラジウム12月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。
 プラチナ1月限は時間外取引を1026.0〜1037.7ドルのレンジで推移し、
前日比7.3ドル安の1029.4ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、金軟調に
つれ安となったが、押し目は買われた。欧州時間に入ると、戻りを売られた。
 日中取引では、1025.5ドルまで下落したのち、ドル安や金堅調を受けて押し目
を買われた。時間外取引の高値を突破し、1049.6ドルまで上昇した。
 中東情勢に対する懸念が後退し、金軟調につれ安となったが、押し目は買われた。イ
スラエルがイランの軍事施設を攻撃したが、限定的なものになった。ニューヨーク時間
に金に押し目買いが入ったことに加え、株高に振れたことも支援要因になった。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1186.00〜1224.50ドルのレンジ
で推移し、前日比16.30ドル高の1219.00ドルとなった。12月限は安寄り
したのち、他の貴金属の軟調につれ安となったが、押し目は買われた。欧州時間に入る
と、買い戻されて堅調となった。
 日中取引は、戻りを売られると、1194.50ドルまで下落した。その後は、ドル
安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破し、
1229.50ドルまで上昇した。
 25日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比32オンス減の14万
1396オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・イスラエル軍は、レバノン南部の都市ティールの広範な地区に退避命令を出した。
・イラン外務省報道官は定例会見で、イスラエルが週末にイランの軍事目標を攻撃した
ことに対し「利用可能なあらゆる手段」を用いて対応すると述べた。
・スイスのアムヘルト大統領は、第三国を経由したウクライナへのスイス製武器の再輸
出禁止を改正することを支持すると表明した。
・英国はロシアの3つの機関と機関幹部3人に対し制裁を科すと発表した。偽情報によ
って「ウクライナおよび同国の民主主義を弱体化・不安定化させようとした」とした。
・米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用
に新たな制限を課さないと発表した。
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