NYプラチナ市況=続落、金急落につれ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)  1022.6     1022.9       993.0       999.6    - 22.1
         (25/ 4)  1029.0    1029.0      1003.3      1008.8    - 22.0
 パラジウム  (24/12)  1151.50    1151.50     1109.00     1111.60   - 42.50
         (25/ 3)  1152.00    1160.50     1120.50     1121.80   - 42.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          27,697         31,100        86,961       (+    617)
 パラジウム          5,232          6,623        18,066       (+    256)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,763.46  - 378.08
     前日  153.40/42   1.0856/58   ・ナスダック         18,095.15  - 512.78
     本日  151.99/01   1.0882/84   ・10年米国債利回り      4.28  -   0.00
・NY原油  (24/12)   69.26 + 0.65  ・SPDR保有金残高    892.65  +   2.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比はプラチナが22.6〜21.6ドル
安、中心限月の1月限が22.1ドル安、パラジウムが42.50〜42.20ドル
安、中心限月の12月限は42.50ドル安。
 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、金軟調につれ安となった。欧州時間に入る
と、ユーロ圏の消費者物価指数(HICP)の加速を受けて売り優勢となった。日中取
引では、金急落を受けて売り優勢となった。
 パラジウム12月限は他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1007.5〜1022.9ドルのレンジで推移し、
前日比10.8ドル安の1010.9ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、金軟調
につれ安となった。欧州時間に入ると、ユーロ圏の消費者物価指数(HICP)の加速
を受けて売り優勢となった。
 日中取引では、押し目を買われたが、金軟調を受けて1019.3ドルで戻りを売ら
れた。時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て993.0ドルま
で下落した。
 9月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.1%上昇し前月の2.3%か
ら鈍化、2021年2月以来の小幅な上昇となった。一方、米新規失業保険申請件数
は、前週比1万2000件減の21万6000件となった。市場予想は23万件。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1125.00〜1151.50ドルのレンジ
で推移し、前日比22.10ドル安の1132.00ドルとなった。12月限は安寄り
したのち、他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を
拡大した。
 日中取引では、買い戻されたが、他の貴金属の軟調を受けて1150.00ドルで戻
りを売られた。時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て
1109.00ドルまで下落した。
 30日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの13万9385
オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・10月のユーロ圏の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比2.0%上昇で、9
月の1.7%上昇から予想以上に加速した。市場予想は1.9%上昇だった。
・9月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.1%上昇し前月の2.3%か
ら鈍化、2021年2月以来の小幅な上昇となった。前月比は0.2%上昇で市場予想
と一致、8月は0.1%上昇で改定されなかった。
・米新規失業保険申請件数は、前週比1万2000件減の21万6000件となった。
市場予想は23万件だった。
・第3四半期の米雇用コスト指数(ECI)は前期比0.8%上昇した。伸びは前四半
期の0.9%から鈍化し、2021年第2四半期以来、約3年ぶりの小ささとなった。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、北朝鮮によるロシアへの派兵について、ロシア
は西側諸国の反応を探っており、反応が薄ければ、北朝鮮部隊を「増強するだろう」と
いう認識を示した。
・イランが11月5日の米大統領選前に、イラク領内からイスラエルを攻撃する準備を
しているとイスラエルの情報機関が示唆した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。