●論点解説ゴム、良好な中国指標よりも供給リスク緩和=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場の値下がりが続いている。中国の10月製造業PMIが前月の49.8から
50.1まで上昇し、6ヵ月ぶりに製造業の活動拡大が示されたことはポジティブ。し
かし、マーケットではそれ以上に産地供給環境の安定化が材料視されており、産地主導
の値下がりが続いている。10月31日終値だと、11月限が361.10円、12月
限が356.90円となり、当限と2番限のサヤは4.20円に留まっている。中心限
月4月限は358.50円であり、ここと比較すると2.60円に留まる。10月限の
受渡で、供給リスクの織り込みはピークを脱したことが明らかな状態にある。あとは、
天候リスクのプレミアム剥落でどこまで値下がりを促すかの目線が続くことになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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