●論点解説穀物、輸出統計での値上がり限界を確認=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシの週間輸出成約高は234万1667トンであり、前週の418万
3777トンからは下振れしたが、高水準を維持している。ただし、輸出環境を手掛り
とした買いは一服しており、ハーベスト・プレッシャーを織り込んでいくか否かの目線
が続く。輸出拡大で相場を押し上げることが難しい以上、反発シナリオは南米産の天候
リスク織り込みに依存することになろう。ただし、その南米では適度の降雨が観測され
ており、干ばつ懸念の織り込みは9月で終わっている。一方、アルゼンチンのブエノス
アイレス穀物取引所は、今年は害虫リーフホッパーの発生が抑制されていることを報告
している。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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