LME市況=アルミは反落、銅・ニッケルは欧米の株高を好感し反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,570.27  -    21.34     2,600.00  -    17.50
    アルミ合金      2,244.00        0.00     2,255.00        0.00
     銅         9,444.83  +    71.28     9,570.50  +    64.50
    ニッケル      15,689.49  +   236.85    15,944.00  +   226.00
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 アルミ3カ月物は反落。2622ドルで小幅続伸で取引を開始。銅の反発を好感し、
前日の高値2650ドルを上抜き2654ドルまで上げ幅を拡大。銅が一段高となった
が銅、ニッケルほど値頃感がなく、上げ幅を削り、一時2582ドルまで下落し、10
月18日以来の安値をつけた。下値を切り上げ、2600ドルで取引を終えた。
 銅3カ月物は反発。9568ドルで反発して寄り付いた。9521ドルで買い拾わ
れ、マイナスサイドに沈むことなく、堅調に推移。アジア株は概ね軟調に推移したが、
欧州株は9月の米雇用統計の発表を控えるなか、自動車株などが買われ堅調に推移した
ことを好感し、上げ幅を拡大した。9月の米雇用統計が弱気の数字となり、米国株が大
幅反発となり、リスクオンの動きが強まり、9600ドル台で一段高となった。10月
29日以来の高値となる9629.50ドルまで上昇。ドルが売り一巡後に反発したこ
とから上げ幅を縮小したが、堅調に引けた。
 ニッケル3カ月物は反発。1万5740ドルで小反発で取引を開始。1万5720ド
ルで買い支えられ、小幅高を維持した後、銅、アルミ高につれ高もようとなった。1カ
月近く下落が続き、値ごろ感が強く、買い戻しに加え、打診買いの動きもあったとみら
れ、1万6000ドル台を回復。1万6155ドルまで反発となり、10月28日以来
の高値をつけた。1万6000ドル台では戻り売りが出て、高値を離れたが、200ド
ル超の上げ幅を維持して引けた。
今日の材料
・1日のアジア太平洋株式市場は香港市場を除き下落。
・中国上海総合指数は反発、7.81ポイント安の3272.01ポイント。
・欧州株は上昇。英FTは、乳児用ミルクを巡る米訴訟で有利な評決が出たと伝わった
 日用品のレキットベンキーザーが買われ、相場全体を押し上げた。独DAXエネルギ
 ー株が高い。
・10月の米雇用統計 結果 1.2万人
 予想 10.0万人 前回 22.3万人(25.4万人から修正)
 (非農業部門雇用者数・前月比)
 結果 4.1%
 予想 4.1% 前回 4.1%(失業率)
 結果 0.4%
 予想 0.3% 前回 0.3%(0.4%から修正)(平均時給・前月比)
 結果 4.0%
 予想 4.0% 前回 3.9%(4.0%から修正)(平均時給・前年比)
・10月のISM製造業景気指数
 結果 46.5
 予想 47.6  前回 47.2
・ドルは堅調。ドル円は1ドル=151.90円台に下落したが、急速に切り返し、153円台
 まで反発。対ユーロでは一時売り優勢も反発。ユーロドルは1ユーロ=1.0905ドルま
 で上昇し、10月15日以来の高値をつけた。しかし急速に地合いを緩め、1.0830ドル台
 で大方の取引を終えた。米10年債は4.38%台に上昇。
・米国株は反発。ニューヨークダウは288.73ドル高。ナスダック指数は144.77ポイント
 高(0.80%高)。
・ニューヨーク貴金属はプラチナを除き、総じて続落。ニューヨーク原油は小幅高。
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