NY原油市況=小幅続伸、時間外取引の上げ幅の大半を失う

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)

              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2024/12     70.44      71.45      69.32      69.49      + 0.23
  2025/01     69.96      70.95      68.90      69.08      + 0.27
  2025/02     69.60      70.51      68.58      68.76      + 0.31
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              681,146             1,750,957   (+ 2,782)
                    帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2024/12     223.42    - 0.05
                   2025/01     224.24    + 0.07
改質ガソリン        2024/12     196.65    - 0.73
                   2025/01     195.01    - 0.36
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は小幅続伸。終値の前営業日比は期近2限月が0.23〜0.27
ドル高。その他の限月は0.31〜0.35ドル高。

 イランがイスラエルに対する再報復反撃する準備をしていることが報じられたことや
10月の中国の財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が予想を上回ったことで、時
間外取引で上昇してさらに戻り高値を更新したが、この日発表された10月の米雇用統
計で非農業部門雇用者数(NFP)が1.2万人増と予想を大きく下回ったことで、米
株高にも関わらず米国の時間帯には高値から大きく崩れる展開となった。下げ出すと週
末を控えた手じまい売り圧力が増して下げ足が加速された。
 12月限は、アジアの時間帯の時間外取引に70ドル台半ばで推移した後、欧州の時
間帯には71ドル台に乗せて、戻り高値となる71.45ドルを付けた。しかし米国の
時間帯に入ると大きく崩れる展開となり、70ドル台も割り込み、69ドル台中盤まで
下落したが何とかプラスサイドは維持した。
 米ニュースサイトのアクシオスが前日、イスラエル関係筋の話として、イランがイス
ラエルに対して再報復の攻撃を来週の米大統領選前にイラク領内から行う準備をしてい
ると報じた。

 10月の中国の財新製造業PMIが50.3と、事前予想の49.8を上回る。

 10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が1.2万人増と、事前予想の
10万人増を大きく下回る。
 米ベーカー・フューズが発表した米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は479
基と前週比1基減となった。

 改質ガソリンはまちまち、期近は下落。ヒーティングオイルは総じて続伸。原油が高
値から大きくく崩れたことに追随して、とくにガソリンは期近からプラスサイドを維持
できなかった。
今日の材料
・イラン、イスラエルに対して再報復の攻撃を来週の米大統領選前にイラク領内から行
 う準備か=米報道
・10月の中国の財新製造業PMIが50.3と、事前予想の49.8を上回る。
・10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が1.2万人増と、事前予想
 10万人を大きく下回る。
・米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は479基と前週比1基減=米ベーカー・
 フューズ。

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