国内市場は上昇へ。2025年3月限で400〜700円高程度を想定する。石油輸 出国機構(OPEC)プラスが増産開始を1ヶ月遅らせると発表したことや、イランと イスラエルの衝突激化懸念、新たな熱帯性低気圧が米メキシコ湾岸に向かっていること が相場を押し上げるだろう。円相場が1ドル=152円ちょうど付近で、先週末よりも 円高・ドル安推移していることは重し。 今週は材料が目白押しである。昨日から中国では全国人民代表大会常務委員会が始ま っているほか、米大統領選や米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えている。イラン によるイスラエル攻撃、あるいはイランに先立ってイスラエルが攻撃する可能性も考慮 しなければならず、どの手がかりを軸に値動きが展開するのか見通しにくい。今週末に は新たな熱帯性低気圧が熱帯性暴風雨やハリケーンとなって米テキサス州や米ルイジア ナ州に接近することも意識しなければならないが、強気な手がかりが揃っていることか らすれば、素直に強気に構える場面だろう。米大統領選の結果次第で、エネルギー市場 は混乱する可能性が高い。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】12:30 キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行) ◆ 中国 ◆ 【経済】10:45 サービス業購買担当者景況指数 2024年10月(財新) ◆ フランス ◆ 【経済】16:45 鉱工業生産指数 2024年9月(INSEE) ◆ スイス ◆ 【経済】15:45 雇用統計 2024年10月(経済省) ◆ アメリカ ◆ 【経済】22:30 貿易収支 2024年9月(商務省) 【経済】11/6 00:00 非製造業景況指数 2024年10月(ISM) 【工業】11/6 06:30 週間石油統計(API) ◆ カナダ ◆ 【経済】22:30 貿易収支 2024年9月(カナダ統計局) MINKABU PRESS
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