プラチナ市況=プラチナが総じて反落、円小反発と現物安で地合い緩める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,150   -342    13,214  -256  : 2,655.91   -46.19
銀          157.0   -1.0     156.5  -3.6  : 3,106.00   -40.00
プラチナ     4,853   - 24     4,836  - 10  :   978.21   - 0.25
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,027,07   -18.19
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.05   -0.21  ユーロ・ドル相場   1.0748  +0.0037
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反落。ドル建て現物相場の上昇と
円安を受けて買い優勢で始まった。ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた
が、先限は正午前に30円超の上昇で推移。午後になり、円相場の小反発、ドル建て現
物相場の下落から地合いを緩め小幅安となった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが24円安〜5円高、プラチナスポットが
3円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万1287枚、プラチナミニが911枚、プラチナスポ
ットが2384枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは現物相場が960ドル台で底堅さを示すかを見極めたい場面】
 プラチナ先限は小反落。夜間取引の終盤に4923円の高値をつけ、一昨日の高値
4919円をわずかに上抜いた。日中取引では上げ幅を縮小。後半は4850円が支持
線になっていたが、終盤に4850円割れとなり、小幅安で引けた。
 午後は円相場が1ドル=154円水準まで反発、現物相場の下落から売り優勢。金の
下落も売り方に有利に働いた。

 ニューヨークプラチナ時間外取引が小幅続落が圧迫要因。ドル高が継続となれば、ニ
ューヨークプラチナ市場で投機家の手じまい売りが出やすくなる。
 ドル建て現物相場は6日のニューヨーク時間の序盤に960ドル台前半まで下落。
960ドル台では買い拾われたが、今夜、ニューヨークプラチナの下げにつれ安とな
り、再度、960ドル台に軟化があった場合、どの程度の底堅さを示すかを見極めたい
場面。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の986.91ドルから、ドル高を受け
て軟調となった。午後になり、一段安となり、977ドル台まで軟化。午後4時過ぎか
ら下値を切り上げ、982ドル台に戻している。
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