NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   992.3     1005.6       981.6       999.1    +  6.3
         (25/ 4)  1002.4    1014.8       991.3      1008.3    +  6.4
 パラジウム  (24/12)  1035.00    1046.00     1018.50     1020.70   - 19.10
         (25/ 3)  1047.00    1055.00     1030.00     1031.10   - 19.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          24,341         35,582        86,239       (+    677)
 パラジウム          8,051          6,893        17,992       (-    305)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,729.34  -   0.59
     前日  154.55/57   1.0735/37   ・ナスダック         19,269.46  + 286.00
     本日  152.83/85   1.0802/04   ・10年米国債利回り      4.33  -   0.09
・NY原油  (24/12)   72.36 + 0.67  ・SPDR保有金残高    883.46  -   3.45
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続落。前日比はプラチ
ナが6.3〜6.6ドル高、中心限月の1月限が6.3ドル高、パラジウムが
19.40〜18.40ドル安、中心限月の12月限は19.10ドル安。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時
間に入ると、ドル高が一服したが、手じまい売りなどが出て軟調となった。日中取引で
は、米国債の利回り低下や英米の利下げ見通しを受けて買い優勢となった。
 パラジウム12月限はドル高一服が下支えになったが、株安などを受けて戻りを売ら
れた。
 プラチナ1月限は時間外取引を981.6〜995.7ドルのレンジで推移し、前日
比22.2ドル安の989.6ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、ドル高を受け
て売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高が一服したが、手じまい売りなどが出
て軟調となった。
 日中取引では、米国債の利回り低下や英米の利下げ見通しを受けて買い優勢となっ
た。時間外取引の高値を突破し、1005.6ドルまで上昇した。
 イングランド銀行は、政策金利を5%から4.75%に引き下げることを決定した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を
0.25%ポイント引き下げた。ただ声明では、インフレが持続的に2%に向かいつつ
あることに関して「自信を深めている」との文言が削除された。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1022.00〜1039.00ドルのレンジ
で推移し、前日比2.80ドル安の1037.00ドルとなった。12月限は安寄りし
たのち、ドル高を受けて売り優勢となったが、ドル高が一服すると、下げ一服となっ
た。欧州時間に入ると、買い戻されたが、上値は限られた。
 日中取引では、米国債の利回り低下を受けて1046.00ドルまで上昇した。その
後は、株安などを受けて戻りを売られると、時間外取引の安値を割り込み、
1018.50ドルまで下落した。
 6日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比100オンス減の13万
9285オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・イングランド銀行は、政策金利を5%から4.75%に引き下げることを決定した。
ベイリー総裁は声明で、「目標に近いインフレ水準を維持するため、早急な、あるいは
大幅な金利引き下げはできない」と指摘した。
・米新規失業保険申請件数は、前週比3000件増の22万1000件で、市場予想と
一致した。
・第3四半期の米非農業部門の労働生産性は年率換算で前期比2.2%上昇した。労働
コストは緩やかな低下にとどまり、インフレ見通しに影を落とす可能性がある。市場予
想は2.3%上昇だった。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、地政学的
緊張や貿易障壁の高まりが経済リスクを生み出し、国際金融システムへの新たな衝撃に
対応しづらくなるとの見解を示した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、米
大統領選で返り咲きを決めたトランプ前大統領が確約通りに関税措置を導入すれば、欧
州経済は打撃を受けるとし、ECBの政策運営にも影響が及ぶ可能性があるとの見方を
示した。
・9月の米卸売在庫は0.2%減少し、8月の0.2%増から反転した。自動車在庫が
大幅に減少したことで押し下げられ、速報値の0.1%減から下方改定された。市場予
想は0.1%減だった。
・米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を
0.25%ポイント引き下げ、4.50〜4.75%とした。決定は全会一致。
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