シカゴコーン市況=小幅続落、ドル高傾向や他の農産物安から売り優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2024/12    429.75      433.50      426.75      428.50      - 1.50
  2025/03    442.50      445.50      438.75      440.25      - 2.50
  2025/05    449.25      452.00      445.75      447.25      - 2.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       499,345        464,941        1,664,426 (- 14,594)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高(11月7日までの週)
 コーン:79万3012トン(前週改定値:79万7639トン)
 小 麦:34万7321トン(前週改定値:20万5798トン)
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*米農務省発表の週間コーン作付け進度報告(11月10日までの週)
 コーン:収 穫:95%(前週91%、前年86%、平年84%)
     *作柄の発表は終了。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月18日−11月22日)
 コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を上回る
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 コーンは小幅続落。
 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高は前週と同じ70万トン台だったが、ド
ル高傾向や大豆の下落を受けて売り優勢となった。ただ、米国産コーンの需給改善予想
から下げ幅は限られた。
 12月限は429.75セントで取引を開始した後、431セント台に浮上。欧州の
時間帯を終えるまで431セントを下値支持線とする高もみとなり、シカゴの時間帯序
盤には433.50セントの高値まで浮上する動きも見られた。ただ、高値を付けた直
後に崩れ、その後は終盤にかけて下値を探る足取りを展開。大豆に加え小麦の軟調も
弱材料となった。426.75セントの安値を付けた後に買い戻されたが、プラスサイ
ドを回復することなく終了。

 米農務省(USDA)発表の11月7日までのコーン週間輸出検証高は79万
3012トンで前週改定値の79万7639トンとほぼ同量だった。累計輸出検証高は
823万4890トンで前年同時期の627万0715トンを約31%上回っている。
 USDAによると11月10日時点のコーン収穫率は95%で前年の86%、平年の
84%を共に上回った。作柄の発表は終了。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州>
 ほぼ降雨は発生せず。気温は平年並だった。

 12日は散発的な降雨が発生するが13日から15日までは概ね降雨は発生しない見
込み。一方の気温は12日から14日まで平年以下〜平年並だが、15日は平年を上回
るだろう。
 ブラジル南部では土壌水分が乾燥し始めており、コーン・大豆が順調に生育するには
土壌水分は十分とは言えない状況にある。
<ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部>
 この24時間は散発的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回った。

 今週は11月15日まで散発的な降雨が続くだろう。この間の気温は平年並〜平年を
上回る見込み。
 ブラジル中部では雨が降り続いておりコーン・大豆の発芽および生育に適した環境が
維持されている。

<アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部>
 この24時間は概ね降雨は発生せず。気温は平年を上回った。
 今後は15日まで概ね降雨は発生しないだろう。気温は12日は平年以下〜平年並に
とどまるが13日は平年並、14日から15日は平年並〜平年を上回るなど、週後半に
かけて気温が上昇していく見通し。
 引き続きコーン・大豆の発芽・生育にとって好ましい状況が続いている。

<アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部>
 この24時間は散発的な降雨が発生。気温は平年を上回った。

 11月12日から14日まで概ね降雨は発生せず。15日は局地的な降雨となるもよ
う。一方の気温は12日は平年以下、13日は平年並、14〜15日は平年並〜平年を
上回る見込み。
 アルゼンチン南部のコーン・大豆生育環境は引き続き良好を維持。
 シカゴ小麦は大幅下落。米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高は前週を上回り
30万トン台を記録したものの、ドル高傾向が弱材料視されるなか売り優勢で運ばれ
た。期近12月限の終値は前日比13.25セント安の552.25セント。
今日の材料
・ブラジル南部産地では週後半はほぼ降雨は発生せず。土壌水分の乾燥が警戒される。
・ブラジル中部および北部産地では今週後半まで降雨が続く。
・アルゼンチン産地では穀物の生育に適した環境が続く。
・USDA発表の11月10日時点のコーン収穫率は95%で前年の86%、平年の
 84%を共に上回る。
・USDA発表の11月7日までのコーン週間輸出検証高は79万3012トンで前週
 改定値の79万7639トンとほぼ同量。
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