プラチナ市況=プラチナが反発、円安や現物高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,007   +137    13,058  +115  : 2,605.35    +1.25
銀          152.0    0.0     155.0   0.0  : 3,087.00   +61.00
プラチナ     4,736    +19     4,732   +24  :   951.78    -0.32
パラジウム   4,800   -100     4,800  -100  :   952.85   -14.66
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.08   +1.27  ユーロ・ドル相場   1.0611  -0.0018
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まったのち、円安やドル建て現物相場の上昇を受けてプラスサイドに転じた。午後
に入ると、ドル建て現物相場の一段高や円安を受けて上値を伸ばした。パラジウムの商
いは成立せず、帳入値で下落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが17〜39円高、プラチナスポットが36
円高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが6932枚、プラチナミニが793枚、プラチナスポット
が4328枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安で買い戻される】
 プラチナ先限は4751円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇や円安が支援要因
になった。円相場は1ドル=155円台前半の円安に振れた。
 トランプトレードに対する警戒感が下げ要因だが、中国勢の安値拾いの買いが入って
おり、ドル安をきっかけに買い戻し主導で上昇した。また株高が一服したことも各市場
でのポジション調整を促した。トランプ次期米大統領は、国防長官にFOXニュース・
チャンネルの司会者ピート・ヘグセス氏を指名すると表明した。ヘグセス氏は元陸軍州
兵で、アフガニスタンやイラク、キューバのグアンタナモ米海軍基地で任務経験があ
る。北大西洋条約機構(NATO)に懐疑的な見方を示している。今夜は10月の米消
費者物価指数(CPI)の発表があり、利下げ見通しが後退するかどうかも焦点であ
る。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の947.18ドルから、ドル安をきっ
かけに買い戻された。午後に入ると、955ドル台まで上昇した。
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