プラチナ市況=プラチナが反落、戻りを抑えられ引け前に下げ幅拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,812   -195    12,870  -188  : 2,554.70   -50.61
銀          152.0    0.0     155.0   0.0  : 2,998.00   -89.00
プラチナ     4,681    -55     4,672   -60  :   934.84   -16.94
パラジウム   4,800    0     4,800    0  :   932.70   -20.15
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.84   +0.76  ユーロ・ドル相場   1.0551  -0.0060
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円安が下支えにながら先限は正午前に50円安で推移。午後は
現物相場の低迷、金の一段安で戻りは抑えられ、引け前に下げ幅を拡大して引けた。
25年10月限が一代安値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが68〜55円安、プラチナスポットが57
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5719枚、プラチナミニが541枚、プラチナスポット
が2812枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは中国。欧州の景気不安から下値模索、売り過剰感が台頭】
 プラチナ先限は夜間取引で4657円まで下落し、10月15日以来の安値をつけ
た。下値を切り上げたが、4700円が抵抗線となり、夜間取引の後半から日中取引
は4661〜4698円での取引となった。
 JPXプラチナ、ニューヨークプラチナともドル高を背景にした金、銀につれ安もよ
う、中国、欧州の景気不安が加わり、下値模索を強いられている。ドル建て現物相場は
午後4時過ぎに930ドル割れまで下落。25日移動平均線(994ドル)から7%近
い下落まで下方乖離となり、売り過剰感が台頭している。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の937.28ドルから、下げ一服とな
ったが、ドル高を受けて戻りを売られた。午前中、930.9ドルの安値をつけた。午
後は931ドル台で下げ渋ったが、午後4時過ぎに928ドル台まで値を崩した。
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