シカゴコーン市況=反発、週間輸出成約高の高水準で買い戻し先行

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2024/12     418.75      425.00      417.00      424.00      + 5.00
  2025/03     430.00      436.75      429.00      435.25      + 4.50
  2025/05     438.25      444.00      436.50      442.75      + 4.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        未入電        571,364        1,673,971 ( - 2,126)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(11月7日までの週)
 コーン:131万5100トン(事前予想レンジ:125万〜260万トン)
 小 麦: 38万0100トン(事前予想レンジ: 25万〜 55万トン)
*米気象庁発表の6−10日予報(11月21日−11月25日)
 コーンベルト西部の気温は平年並み。雨量は下回る〜平年並み
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
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 コーンは反発。終値の前営業日比は2.50〜5.00セント高。中心限月の12月
限は5.00セント高の424.00セント。
 大豆同様、最近の下落に対する週末前の買い戻しが優勢となった。米農務省(USD
A)の週間輸出成約高が前週からは減少したものの、131万5100トンと依然とし
て高水準だったことが支援材料となった。このところ圧迫要因となった小麦が戻したこ
とも好感された。

 12月限は418.75セントで取引を開始した後、米国の時間帯の前半まで420
セント台割れ水準で小浮動が続いた。米国の時間帯の中盤以降は上昇して高値は
425.00セントまであった。
 米農務省(USDA)が発表した11月7日までのコーン週間純輸出成約高は131
万5100トンと、前週の283万2000トンを上回った。今年度の累計純輸出成約
高は2990万1300トンと、前年同期の2109万8300トンをおよそ42%上
回っている。

 ブエノスアイレス穀物取引所によると、同国産コーンの作付進捗率は39%。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況を要約)。

<ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州>
 このところ少雨傾向となっており、土壌水分が減少している可能性がある。しかし来
週前半には、次の低気圧により広範囲にまとまった降雨が発生する見込み。したがっ
て、生育環境はおおむね良好だ。
<ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部>
 降雨が続き、大豆の生育を促している。

<アルゼンチン産地>
 このところ低気圧の発生の頻度が落ちており、散発的な降雨にとどまっている。今週
末から来週前半にも次の低気圧が発生するが、一部地域では降雨はないだろう。生育環
境はおおむね良好だが、土壌水分が減少して作柄悪化しているところもある。ラニーニ
ャの発生で、今後高温乾燥懸念が浮上する可能性もある。

 シカゴ小麦は反発。大豆やコーン高もあって、このところの続落に対して売られ過ぎ
感も強まっていたことで、週末前の買い戻しが先行した。
 中心限月の12月限は前日比6.25セント高の536.50セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)

 プレーンズでは、中部や南部で先週の豪雨で土壌水分が改善しており、冬穀物に恵み
となった。現在降雨がなく高めの気温となっているが、次の低気圧の発生が見込まれて
いる。
 米国南部では、大西洋岸中部で残っている降雨は徐々に止むだろう。他の地域では降
雨なく、夏作物の収穫や冬小麦の作付けが進展している。
今日の材料
・ブラジル産地は雨勝ちの天気で良好な生育環境。
・アルゼンチン産地もおおむね生育は良好だが、土壌水分が減少して作柄悪化している
 ところもある。
・アルゼンチン産コーンの作付進捗率は39%=ブエノスアイレス穀物取引所。

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