NY原油市況=急反落、10月の中国の原油処理量の減少などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)

              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2024/12     68.62      68.69      66.82      67.02      - 1.68
  2025/01     68.45      68.51      66.71      66.92      - 1.61
  2025/02     68.14      68.26      66.52      66.72      - 1.54
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              721,674             1,797,210   (+ 17,652)
                     帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2024/12     217.09    - 4.14
                   2025/01     218.18    - 4.02
改質ガソリン        2024/12     194.93    - 3.24
                   2025/01     192.14    - 3.09

注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は急反落。期近2限月は前営業日比1.68〜1.61ドル安。そ
の他の限月は1.54〜1.15ドル安。
 10月の中国の製油所の原油処理量が前年同月比4.6%減少して、再び中国の需要
懸念が再燃したうえ、米株が急落したことに圧迫された。下落局面では、前日の国際エ
ネルギー機関(IEA)月報で、来年の世界石油需給が日量100万バレルの供給過剰
になる見込みが示されたことが弱材料として蒸し返さられた。とくに米国の時間帯後半
はチャートの悪化もあり下げ足を速めた。
 1月限は、アジアの時間帯の時間外取引で、68ドル台半ばから67ドル台半ばまで
崩れたが、欧州の時間帯には67ドル台半ばから68ドル台半ばまで戻した。その後米
国の時間帯の前半は68ドル台前半のもみ合いとなったが、後半はそのレンジを割り込
み、67ドル台割れまで崩れた。
 この日中国の国家統計局が発表した10月の同国製油所の原油処理量は日量1402
万バレルと、前月の同1430万バレル、前年同月の同1505万バレルをともに下回
った。前年同月比4.6%減となり、これで7カ月連続で前年同月を下回った。

 米ベーカー・フューズによると、稼働中の米国内の原油掘削装置(リグ)数は478
基と、前週比1基減となった。
 改質ガソリンは急反落、ヒーティングオイルは大幅続落。原油が急反落したことに圧
迫されて、軒並み大幅安となった。
今日の材料
・10月の同国製油所の原油処理量は日量1402万バレルと、前年同月比4.6%減
 となり、これで7カ月連続で前年同月を下回る=国家統計局。
・稼働中の米国内の原油掘削装置(リグ)数は478基と、前週比1基減=米ベーカ
 ー・フューズ。

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