LME市況=アルミは反落、銅・ニッケルはドル安や金の堅調から買い優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,580.35  -    46.50     2,607.50  -    42.00
    アルミ合金      2,248.00  +     0.25     2,255.00        0.00
     銅         8,954.64  +    72.75     9,072.50  +    70.00
    ニッケル      15,486.33  +   194.36    15,729.00  +   189.00
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 アルミ3カ月物は反落。2651.50ドルと小高く取引を開始。その後に値位置を
切り上げて2680ドル台後半でもちあい2689ドルの高値を付けたが、3ケタ高を
記録した前週末の後で買い一巡感が強まり、反動安で値位置を落とした。2600ドル
が支持線として意識されたが、2600ドルを割り込んだ後は下値を模索する展開とな
った。金、原油や他非鉄貴金属の上昇に追随して買い戻されたが、戻り待ちの売りに頭
押される頭重い足取りとなり、2576ドルの安値を付けた。安値を離れ、2600ド
ル台に戻したが、軟調に引けた。
 銅3カ月物は続伸。8993.50ドルで小安く取引を開始し、その後、9044ド
ルまで上昇したが、上値を抑えられた。欧州時間を迎えると暫く9000ドルを下値支
持線としてもちあったが欧州の時間後半に崩れて8958ドルまで軟化。前週末の安値
に近づいたことで買い戻されたが、ドル安や金・原油の堅調が手掛かりとなり、ニュー
ヨーク時間を迎えると地合いを引き締めた。引け間際に9106ドルの高値を付けた
後、上げ幅を縮小も堅調に終了。
 ニッケル3カ月物は大幅反発。1万5550ドルと買い優勢で取引を開始した。その
後は、1万5080ドル台で上げつかえて値を落としたものの、銅の堅調に追随する買
いが見られて浮上。一時は1万5745ドルまで上昇し、この日の高値圏を維持し、3
ケタ高で引けを迎えた。
今日の材料
・18日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小幅続落、6.88ポイント安の3323.85ポイント。
・欧州株はまちまち。トランプ次期米大統領の政策を巡る懸念や、短期金融市場で
 ECBの利下げ見通しが後退したことに反応。不動産や小売り、公益が売られた。
・ドルは下落。ドル円は一時、1ドル=155.30円台に上昇したが、155円台は売り優勢
 となり、154円台半ばでニューヨーク市場を終了。ユーロドルは1ユーロ=1.0607
 ドルまで上昇し、13日以来の高値をつけた。
・米国株はまちまち。ニューヨークダウが55.39ドル安で続落。ナスダック指数は
 111.69ポイント高(0.60%高)で反発。
・ニューヨーク貴金属、原油とも上昇。
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