NY原油市況=反発、ロシアが新型ミサイルを発射し緊迫感強まる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/01     69.04       70.38       68.86       70.10        + 1.35
  2025/02     68.83       70.09       68.62       69.77        + 1.25
  2025/03     68.58       69.83       68.42       69.47        + 1.13
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              492,338             1,756,402    ( - 3,674)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/12     227.44    + 4.81
                            2025/01     228.39    + 4.74
         改質ガソリン       2024/12     205.94    + 1.36
                            2025/01     200.17    + 1.05
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反発。期近2限月は前営業日比1.25〜1.35ドル
高。その他の限月は0.52〜1.13ドル高。
 ウクライナからロシアに向けて英国製や米国製の長距離ミサイルが発射された報復と
して、ロシアが新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)をウクライナに向けて発射し、
緊迫感が強まった。ロシアが使用したのは新型の極超音速ミサイル「RS−26ルベ
ジ」で、核兵器ではない複数の弾頭が搭載され、この弾頭がさらに複数の小爆弾に展開
する様子が映像として伝わっている。核弾頭も搭載可能であることから、発射直後はこ
れまでになく緊迫化したが、着弾後に緊迫感は和らいだようだ。ロシアがウクライナに
軍事侵攻を開始した後、RS−26ルベジを発射したのは初めて。
 ロシアのプーチン大統領は、ロシアに対する兵器の使用を許可した国の軍事目標に対
して攻撃する可能性があることを警告した。試射した極超音速ミサイルの速度はマッハ
10で秒速2〜3キロで飛行し、既存の防衛システムでは迎撃不可能であるとも述べ
た。
 中国が対外貿易の促進策を発表したことも支援要因。様々な物品の輸出入拡大を目指
すなかで、エネルギー製品の輸入を後押しするという。
 時間外取引で1月限はしっかりと推移した後、買いが強まると70.38ドルまで上
げた。通常取引が始まると上げ幅を縮小したが、引けにかけては買いが盛り返し、節目
の70ドルを上回って引けた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は上昇。原油高に連動した。
今日の材料
・英国軍は今夜にもロシアと対峙する準備はある=英国国防総省のロブ・マゴワン副長
官
・ドイツは第3次世界大戦を準備=ニューヨーク・ポスト
・国際刑事裁判所(ICC)、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相に対し
戦争犯罪と人道に対する罪の容疑で逮捕状を発行
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