金・銀市況=金は反発、ドル建て現物相場の反落にも堅調に推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,830    +82    15,973   +83  : 3,337.74   +13.18
銀          182.0   -3.0     179.9  +3.9   : 3,784.00   +67.00
プラチナ     6,249   - 16     5,874  +107  : 1,330.80   +14.38
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,107.44    -1.35
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.56   +0.31  ユーロ・ドル相場   1.1631  -0.0005
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【市況】
 金が反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相
場が上げ一服も円小幅安が支援材料となり、先限は正午前に90円超の上げ幅を維持。
午後になり、ドル建て現物相場の反落から、上げ幅を縮小したが、堅調に推移した。
 銀はニューヨーク高を受けて約定した限月は買い優勢。出来ずの限月の帳入値は3.
0円安〜変わらず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが77〜91円高、ゴールドスポットが86円高、銀
が3.0円安〜3.9円高。
 推定出来高は、金が1万2947枚、金ミニが5727枚、ゴールドスポットが
505枚、銀が5枚。
【金先限は反発もパウエル議長の講演控え見送りムード】
 金先限は夜間取引の終盤に1万6012円まで上昇。前日の高値1万6028円が抵
抗線となり、上げ幅を縮小したが、日中取引の終盤に1万5959円で買い支えられ、
堅調な値動きを維持。日足は3日ぶりの陽線引け。出来高は伸び悩み、前日から大幅に
減少。まだ上値が切り下がったチャートであることや、ジャクソンホール会議でのパウ
エル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を現地22日に控え、新規売買は見送りム
ード。
 円相場が1ドル=146〜148円台前半のレンジ相場となっていることもあり、カ
ギを握るのはニューヨーク金の動き。昨日、指標の12月限は3350ドルの節目を試
す前に反騰し、3388ドル台で引けた。ただ、まだ上値が切り下がったチャートで強
気相場を回復と判断はできない。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)米利下げを
織り込んでいるが、22日のジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備理事会(FR
B)議長が利下げに対し、ハト派的なコメントをしない場合、ドル高となり金相場に逆
風になる可能性あり。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、反落。きのうの海外市場では、トランプ米大統領がクック
連邦準備理事会(FRB)理事に辞任を要求し、ドル安に振れたことを受けて買い優勢
となった。アジア市場では朝方の3347.97ドルから、ドル安一服を受けて売り優
勢となった。午後になり、ドル高から3340ドル割れとなり、3334ドル台まで軟
化。午前4時過ぎには3337ドル台に戻している。
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