−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 2 2,699.3 +23.7 シカゴ大豆 2025/ 1 977.75 -12.75 NY銀 2025/ 3 3,137.9 - 5.5 シカゴコーン 2024/12 426.75 - 3.75 NYプラ 2025/ 1 970.5 + 4.7 NY原油 2025/ 1 70.10 + 1.35 NYパラ 2024/12 1,044.90 +19.00 ドル・円 154.54 - 0.88 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。金、銀の限月を変更。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は154.50円台で推移 NY為替市場はドル買いの流れは続いているが、円高の動きから、ドル円は戻り売り に押され、一時153円台後半まで下落した。前日復帰した155−160円のゾーン から反落。 ウクライナ情勢に絡んだ地政学リスクへの警戒感がドル円の上値を抑えている。ロシ アが大陸間弾道ミサイル(ICBM)を使用したと、ウクライナ側が発表。ウクライナ が西側の兵器でロシア領内を攻撃したことに対する報復の意味合いがありそうで、戦争 が再び大きくエスカレートしている。 本日は植田総裁の講演があったが、12月の決定会合の結果を予測するのは不可能だ と語った。日銀は各会合ごとに最新のデータと情報を点検している。市場では12月も ライブ会合ということで、追加利上げの可能性が捨て切れなくなっているようだ。 一方、FRBもオープンになっており、データ次第との言及も多い。12月18日の FOMCまでに、雇用やインフレ、小売などの一通りのデータを確認できることから、 その内容次第ということのようだ。短期金融市場では現時点では五分五分と見られ、ド ル円は動きづらくなっている。 ◎NY貴金属=総じて上昇、金はウクライナ情勢が支援 ニューヨーク金は続伸、銀は続落。 金2月限は続伸。時間外取引では、ドル安やウクライナ情勢に対する懸念を受けて買 い優勢となった。欧州時間に入ると、ロシアが新型ミサイルでウクライナを攻撃したこ とを受けて上値を伸ばした。日中取引では、ドル高となったが、押し目は買われて堅調 となった。 銀3月限は金堅調につれ高となる場面も見られたが、日中取引のドル高を受けて軟調 となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となっ た。欧州時間に入ると、地政学的リスクを受けて戻りを売られた。日中取引では、金堅 調や株高を受けて押し目を買われた。 パラジウム12月限は他の貴金属の堅調や株高を受けて押し目を買われた。 ◎LME=全面安、ウクライナ情勢緊迫化でリスク回避の動きが広がる アルミ3カ月物は続落。2634ドルで小安く取引を開始。その後のアジア時間は 2640ドルを前後して推移した後、買い優勢となり、一時2650ドルまで上昇の動 きが見られた。ただ、欧州時間を迎えると、リスク回避の動きが広がり、一時2620 ドルの安値に到達。安値で買い戻されたもののウクライナ情勢緊迫化を受けたリスク回 避の動きのなか2036ドルが上値抵抗線として意識される安もみとなり、終盤にこの 日の安値に顔合わせする場面が見られるなど、頭の重さを窺わせる足取りのまま引けを 迎えた。 銅3カ月物は反落。9103ドルで堅調で取引を開始。その後もアジアの時間帯は 9100ドルが支持線として意識されるなか、買い優勢となり、9141ドルの高値を 付けた。ただ、欧州の時間帯を迎えると軟化に転じ9080ドルを割り込み、9060 〜9080ドルを中心とする価格帯で高下となった。ニューヨーク時間には米株式市場 の先行き不透明感やウクライナ情勢に対する懸念がリスク回避の動きを活発化させるな か、下値探りとなり引け間際に9002ドルの安値を付けた後、この日の安値に近い水 準で終了。 ◎NY原油=反発、ロシアが新型ミサイルを発射し緊迫感強まる ニューヨーク原油の2025年1月限は反発。 ウクライナからロシアに向けて英国製や米国製の長距離ミサイルが発射された報復と して、ロシアが新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、緊迫感が強まった。 ロシアが使用したのは新型のICBMである「RS−26ルベジ」で、核兵器ではない 複数の弾頭が搭載され、この弾頭がさらに複数の小爆弾に展開する様子が映像として伝 わっている。核弾頭も搭載可能。ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始した後、RS− 26ルベジを発射したのは初めて。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は揃って続落、コーンは総じて反落 大豆は揃って続落。 米農務省(USDA)は大口成約を発表したものの反応は限られた。ウクライナ情勢 の緊迫化を受けたリスク回避の動きや前年度を上回る生産量が予想されるブラジルの生 育環境改善が重石となった。この日、1月限は今年8月19日以来の水準まで下落。安 値からは下げ幅を縮小したが安値圏で終了するなど弱気ムードを払しょくできなかっ た。 コーンは総じて反落。 ウクライナ情勢緊迫化を受けて続伸していた小麦が反落に転じたことが弱材料視され た。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高は前週を上回る強気な内容だったも のの市場の反応は乏しく、大豆の下落も重石となったことで売り優勢で運ばれた。 ただ、12月限は19日以降、ほぼ同値圏での往来にとどまっている。 MINKABU PRESS
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