NY原油市況=続落、イスラエルとヒズボラの停戦合意は27日に発効へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/01     69.08       70.30       68.05       68.77        - 0.17
  2025/02     68.70       69.91       67.73       68.44        - 0.14
  2025/03     68.39       69.59       67.50       68.20        - 0.11
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              818,924             1,737,160    ( + 8,175)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/12     224.04    + 0.51
                            2025/01     224.77    + 0.36
         改質ガソリン       2024/12     199.18    - 0.87
                            2025/01     194.85    - 0.27
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小幅続落。期近2限月は前営業日比0.17〜0.14ド
ル安。その他の限月は0.11ドル安〜0.11ドル高。
 パレスチナ自治区ガザ侵攻を続けるイスラエルと、その対抗勢力であるレバノンのイ
スラム組織ヒズボラが60日間の一時停戦を開始する見通しとなったことが重し。バイ
デン米大統領によると、現地時間の27日午前4時から停戦合意が発効する。ただ、停
戦合意についての報道が飛び交うなかでも、双方は引き続き攻撃を続けている。
 トランプ次期米大統領が発表したカナダやメキシコに対する25%の関税がすべての
輸入品に課される見通しで、米国が輸入する石油の価格が押し上げられる公算だが、反
応は今のところの限定的。次期米大統領はカナダやメキシコからのすべての輸入品に
25%の関税を課すと発表しているものの、物価を明らかに押し上げることから、原油
は除外されると想定されている。なお、米国のカナダからの原油輸入量は日量400万
バレル規模。メキシコからの原油輸入量は日量で約50万バレル。米原油輸入量は全体
で日量600万から700万バレル。
 時間外取引で1月限は堅調に推移し、通常取引序盤にかけて一時70.30ドルまで
上げた。その後、上値が重くなりマイナス転換すると、68.05ドルまで下落。た
だ、安値からは切り返して引けた。
 改質ガソリンの期近は続落。ヒーティングオイルの期近は反発。ヒーティングオイル
は需要期に入りつつある。
今日の材料
・イラク首相、石油市場についてサウジのエネルギー相やノバク露副首相と協議
・ロシア、スパイ容疑で英外交官を国外追放
・ヒズボラとの停戦合意は、イランの脅威に集中するという意味=ネタニヤフ首相
・イスラエルはヒズボラから接収したロシア製の兵器をウクライナへ移送へ=タイム
ズ・オブ・イスラエル
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