プラチナ市況=プラチナが続落、円一段高から下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,950   - 16    13,003  - 31  : 2,642.93   +20.41
銀          150.0    0.0     151.0   0.0  : 3,060.00   +35.00
プラチナ     4,529   - 84     4,556  - 75  :   931.88   - 4.59
パラジウム   4,900     0     4,900     0  :   982.46   + 8.99
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    152.25   -1.62  ユーロ・ドル相場   1.0479  0.0000
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニニューヨーク安と円高を受けて
売り優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の下落を受けて軟調。先限は
正午目に60円超の下落で推移。午後は1ドル=152円台前半まで円一段高から下げ
幅を拡大し、一時90円超の下落となった。終盤に下げ幅を縮小も75円安で軟調に引
けた。25年10月限は連日の一代安値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが84〜68円安、プラチナスポットが72
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7873枚、プラチナミニが785枚、プラチナスポット
が2631枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は日足は5日連続の陰線引け】
 プラチナは下値模索を継続。先限は円高進行で4540円まで下げ幅を拡大。先限と
して10月10日以来の安値をつけた。この日の安値圏で引け、日足は5日連続の陰線
引け。14日間の相対力指数は、36台まで低下。弱気感が強まると同時に売り過剰感
も徐々に台頭しつつある。
 10月の中国工業利益は前年同月比10%減となり、9月の27.1%減、事前予想
の20%前後の落ち込みより改善が示された。1−10月の累計は前年同期比4.3%
減少。予想ほど悪くなかったこともあり、上海総合指数は堅調に推移したが、プラチナ
現物価格を930ドル台後半に押し上げるにはインパク昨日ト不足。
 昨日、ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が来年のプ
ラチナ需給は3年連続の供給不足見通しを発表。弱気相場だけ強材料視されていない印
象だが、下支え要因になるとみられる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移後、小幅高。朝方の927.83ドル
から、手じまい売りが出た。午前11時前に923ドル台まで下落した後、下値を切り
上げ、930ドル台前半を回復。午後は926ドル台で買い拾われ、再度、午後に入り
930ドル台半ばに戻した。
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