NY原油市況=続落、米国の時間帯後半に崩れる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2025/01     68.77      69.69      67.87      68.00      - 0.72
  2025/02     68.39      69.32      67.60      67.72      - 0.63
  2025/03     68.13      69.01      67.38      67.48      - 0.59
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              570,302             1,730,043   (-  1,371)
                    帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2024/12     219.30    - 1.06
                   2025/01     219.24    - 1.90
改質ガソリン        2024/12     194.37    - 2.97
                   2025/01     189.88    - 2.96
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は続落。期近2限月は前営業日比0.72〜0.63ドル安。その
他の限月は0.59〜0.46ドル安。
 祝日の合間の短縮取引で薄商いのなか、イスラエルとレバノンのヒズボラの停戦合意
でひとまず中東の地政学リスクが低減することもあり、来年の供給過剰見込みなどが蒸
し返された。米株高やドル安、米国東部の寒波などによる米国の時間帯前半の戻り幅を
維持できず、後半はその戻り以上の下落となった。

 1月限はアジアの時間帯の時間外取引では69ドル台前半で推移したが、欧州の時間
帯にいったん崩れて68.20ドル台まで急落。米国の時間帯の前半はV字型の切り返
しとなり、この日の高値69.69ドルまで上昇した、しかし後半は再び崩れて、安値
は67.87ドルまであった。引けは68ドル台を回復した。
 12月1日に予定されていた石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合は5日に
延期される。現状1月からとされている自主減産の縮小開始がさらに延期されるとの見
方が多い。

 米ベーカー・フューズが発表した米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は477
基と前週と変わらずだった。

 ロイター通信が41人のアナリストに行った2025年のブレント原油の平均価格予
想は74.53ドルと、前月の76.61ドルから2ドル以上下方修正された。同様に
ニューヨーク原油の平均価格も70.69ドルと、前月の72.73ドルから2ドル以
上下方修正された。
 改質ガソリン、ヒーティングオイルは続落。原油安に追随して軟調に引けた。
今日の材料
・米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は477基と前週と変わらず=米ベーカ
 ー・フューズ。
・イスラエルとヒズボラの停戦合意後、双方で合意違反を主張。
・2025年のブレント原油の平均価格予想は74.53ドルと、前月の76.61ド
 ルから2ドル以上下方修正。ニューヨーク原油の平均価格も70.69ドルと、前月
 の72.73ドルから2ドル以上下方修正=ロイターのアナリスト調査。
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