とうもろこし週間展望=新甫発会後も仕掛け難が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
                   [12月9日からの1週間の展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)    12月2日〜12月6日
            始 値  高 値    安 値      終 値   前週末比
<東 京> 先限  36,990   37,000(2)   36,990 (2)   37,000  +1,000
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<シカゴ>5日終値 前週末比  |<週間統計データ>  (11月28日まで)
   24/12  426.50 +3.50   |週間輸出検証高: 93万5,859トン
   25/ 3  435.00  +2.00   |週間輸出成約高:175万4,500トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 149.76円  前週末比 0.29円の円高
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 【前週のレビュー】とうもろこしは、大納会に向け市場は縮小傾向を辿り仕掛け難。
3万4660円と最も安い期先9月限が他限月にサヤ寄せするかに注目したい。シカゴ
市場は、いったん崩れているので420セント台前半(12月限)では戻り売りが待ち
受けかとした。
【とうもろこしは3日以降、出合いなしで実商い成立なし】
 とうもろこしは、2日に先限を含む3本が1000〜3100円高となったが、3日
以降は出合いがなく、商いの成立がない。13日は6日、商いなしも帳入値が3350
円安。
 先限は2日に1000円高の3万7000円となり、先限として7月30日以来の高
値をつけた。3日以降、出来ずでチャートは横ばい。次の高値のメドは7月29日の高
値3万7290円。
 本来、出来高、取組高の増えるべき期先の取組高が9、11月限の合計が10枚にと
どまっている。3万4660円と最も安い期先9月限は低迷したままででサヤ寄せの動
きは見られず。
 13日に25年1月限が納会となり、16日に26年1月限が新甫発会となるが、新
規売買資金の流入は見込めず。新規売買は仕掛け難の状態が続きそうだ。
【シカゴコーンは期末在庫率が低下なら440セント台を目指す】
 シカゴコーンはもみあいで推移した。南米産地の生育環境が良好なことが上値圧迫要
因ながら旺盛な輸出需要が支援材料。指標限月が期近が12月限から3月限に移行。期
近3月限は11月26日に425.50セントまで下落した11月1日の安値と顔合わ
せしたが、その後、下値を切り上げる動きとなっている。436セントで上値を抑えら
れたが、25日移動平均線(434.75セント)は緩やかな上昇基調にある。大口投
機家は買い越し姿勢を継続もよう。
 10日に米農務省(USDA)から月例需給報告がある。24/25年度の米国産コ
ーンの期末在庫率が先月(12.9%)に続き、下方修正されるかが注目される。米国産
の収穫は順調に終えており、供給は変わらずが予想される。期末在庫の下方修正の下方
修正は輸出需要の上方修正がカギを握る。期末在庫率が下方修正され、強材料視されれ
ば、440セント台回復から11月21日の高値442.25セントを目指す展開か。
支持線は11月26日の安値425.50セント。

<当面の予定(イベント・経済統計)>
 9日 国内総生産 2024年7-9月期2次速報 (内閣府)
    国際収支(経常収支) 2024年10月(財務省)
    中国消費者物価指数 2024年11月(国家統計局)
    中国生産者物価指数 2024年11月(国家統計局)
    米卸売在庫 2024年10月確報値(商務省)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
10日 中国貿易収支 2024年11月(税関総署)
    キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
    独消費者物価指数 2024年11月確報(連邦統計庁)
       世界穀物・需給報告(USDA)
      米国産穀物・需給報告(USDA
11日 企業物価指数 2024年11月(日本銀行)
    米消費者物価指数 2024年11月(労働省)
    米財政収支 2024年11月(財務省)
    政策金利発表(カナダ銀行)
12日 英鉱工業生産指数 2024年10月(国立統計局)
    理事会結果公表(ECB)
    政策金利公表(スイス国立銀行)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米生産者物価指数 2024年11月(労働省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
13日 短観 概要及び要旨 12月調査(日本銀行)
    ユーロ圏鉱工業生産 2024年10月(EUROSTAT)
    米輸出入物価指数 2024年11月(労働省)
    建玉明細報告(CFTC)

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