NY金・銀市況=続伸、予想通りの米CPIなどで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 2)  2721.2     2759.7      2719.1      2756.7     + 38.3
          (25/ 4)  2742.3     2778.5      2739.0      2776.6     + 37.2
   銀     (25/ 3)  3266.0     3314.0      3241.0      3296.7     + 22.0
         (25/ 5)  3290.0     3331.0      3267.0      3319.1     + 20.0
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           283,727       190,595       483,346        (+  7,227)
  銀           86,751        67,089       151,096        (+  3,811)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,148.56  -  99.27
     前日  151.92/94   1.0526/28   ・ナスダック         20,034.89  + 347.65
     本日  152.59/61   1.0492/94   ・10年米国債利回り      4.27  +   0.05
・NY原油  (25/ 1)   70.29 + 1.70  ・SPDR保有金残高    870.79      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が35.6〜38.3ドル高、中心限月の2
月限が38.3ドル高、銀が19.2〜22.0セント高、中心限月の3月限は
22.0セント高。
 金2月限は続伸。時間外取引では、買い戻されて堅調となったが、米消費者物価指数
(CPI)の発表を控えるなか、利食い売りなどが出て上げ一服となった。欧州時間に
入ると、ドル高を受けて軟調となった。日中取引では、予想通りの米CPIで来週の利
下げ見通しに変わりがないことを受けて押し目を買われた。その後は、カナダ中銀の大
幅利下げを受けて上値を伸ばした。
 銀3月限は予想通りの米消費者物価指数(CPI)や金堅調を受けて押し目を買われ
た。
 ニューヨーク金2月限は続伸。時間外取引では2719.1〜2741.0ドルのレ
ンジで推移、前日比7.1ドル高の2725.5ドルとなった。2月限は高寄りしたの
ち、買い戻されて堅調となったが、米消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、
利食い売りなどが出て上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて軟調とな
った。
 日中取引では2719.1ドルまで下落したのち、予想通りの米消費者物価指数(C
PI)を受けて押し目を買われた。その後は、カナダ中銀の大幅利下げを受けて上値を
伸ばし、11月6日以来の高値2759.7ドルを付けた。
 11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇し、前月の2.6%から
伸びが加速した。市場予想と一致し、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下
げ見通しに変わりはなかった。一方、カナダ銀行は、主要政策金利を0.5%ポイント
引き下げ3.25%とした。今後の利下げについてはより緩やかなペースになるという
見通しを示した。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で3241.0〜3288.5セントのレンジ
で推移し、前日比16.2セント安の3258.5セントとなった。3月限は安寄りし
たのち、金主導の値動きとなって戻りを売られた。欧州時間に入ると、ドル高に上値を
抑えられた。
 日中取引では、3247.0セントで押し目を買われた。予想通りの米消費者物価指
数(CPI)や金堅調が支援要因になった。その後は、カナダ中銀の大幅利下げを受け
て上値を伸ばし、3314.0セントまで上昇した。
 12月10日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比25万7208オンス増の
1833万9011オンス、銀は20万6859オンス増の3億0782万2397オ
ンス。

今日の材料
・中国の政策当局は、トランプ次期米大統領による通商関税引き上げに備え、2025
年は人民元安を容認することを検討している。
・オーストラリア準備銀行(RBA)のハウザー副総裁は、米国による関税が世界貿易
に打撃を与え、豪国内の成長を脅かす場合、「力強く」対応する用意があると強調し
た。
・シリアのアサド政権崩壊後に暫定首相に選ばれたムハンマド・バシル氏は、数百万人
の難民を帰還させ、全国民を保護し、基本的なサービスを提供することを目指すと表明
した。しかし、外貨が不足しているため困難であることを認めた。
・11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇し、前月の2.6%から
伸びが加速した。市場予想と一致した。
・カナダ銀行は、主要政策金利を0.5%ポイント引き下げ3.25%とした。今後の
利下げについてはより緩やかなペースになるという見通しを示し、成長支援に向けて継
続的な金融緩和が必要という従来の方針から転換した。
・ロシアのプーチン大統領は、世界の主要新興国で構成するBRICS諸国などととも
に人工知能(AI)開発に取り組むとの考えを示した。AI分野における米国の優位性
に挑戦する。
・米当局者は、ロシアが数日中にウクライナに向けて新型の中距離弾道ミサイル「オレ
シニク」を発射する可能性があると明らかにした。
・ナスダック総合指数が史上最高値を更新し、初めて2万ポイントの大台を突破した。
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