−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ニューヨーク原油(NYMEX) 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/01 68.50 70.53 68.44 70.29 + 1.70 2025/02 68.15 70.08 68.12 69.87 + 1.60 2025/03 67.94 69.70 67.92 69.52 + 1.47 推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比) 未入電 682,201 1,804,815 ( - 12,886) 帳入値 前日比 ヒーティングオイル 2025/01 222.33 + 3.72 2025/02 222.95 + 3.71 改質ガソリン 2025/01 198.58 + 2.90 2025/02 199.53 + 3.02 注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高 値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。期近2限月は前営業日比1.60〜1.70ド ル高。その他の限月は0.73〜1.47ドル高。 欧州連合(EU)がロシアに対する第15弾の追加制裁で合意し、ロシアの石油を積 載する「影の船団」が標的となることから、供給の混乱が警戒された。ただ、これまで のロシア制裁が効果を発揮しているのか不透明。ロシアの安価で安定したエネルギーか ら切り離されたドイツでは、フォルクスワーゲンなど大手企業で人員削減が相次いでい る。 金融緩和によって来年の中国景気が回復し、石油需要が増加すると期待されているこ とも引き続き支援要因。中国は世界最大の原油輸入国。ただ、電気自動車のシェア拡大 もあって、石油需要の伸びしろは不透明。 石油輸出国機構(OPEC)が月報で、今年や来年の需要見通しを再び下方修正した ことは重し。需要見通しの引き下げは5ヶ月連続。2024年の需要見通しは従来の前 年比で日量182万バレル増から、同161万バレル増に、2025年は同154万バ レル増から145万バレル増に下方修正された。 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報では、戦略石油備蓄(SPR)を除く 原油と石油製品の在庫が12億3638万6000バレルまで減少し、4月以来の低水 準を更新。時期的に製油所稼働率が上向きつつあること、石油製品需要の4週間移動平 均が日量2000万バレル超で底堅く推移していることが在庫取り崩しの背景。 イランが米東海岸沖に母船を配備し、米ニュージャージー州に向けてドローンを発射 したと伝わっていることは買い手がかり。米FOXニュースがジェフ・ヴァン・ドリュ ー米下院議員の発言として伝えている。同下院議員は米国による偽旗作戦を否定してい る。 時間外取引で1月限は67.72ドルまで軟化したが、下げ渋ると通常取引開始に向 けてプラス転換した。その後、69.06ドルまで堅調に推移したものの、上げ幅を削 って引けた。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。 米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比) 原油 −142.5万(4億2195万) ガソリン +508.6万(2億1969万) 留出油 +323.5万(1億2134万) (クッシング地区) 原油 −129.8万(2289万) *()は在庫総量 今日の材料 ・米東海岸にイランが母船を配備=報道 ・米ニュージャージー州でこの母船から発射されたと思われるドローンを確認=ジェ フ・ヴァン・ドリュー米下院議員 ・米国に向けてドローンを発射するいわゆる母船は存在しない=米国防総省報道官 ・ウクライナ軍、長距離地対地ミサイル「ATACMS」をロシアに再び発射 ・米原油在庫の市場予想は前週比130万バレル減 ・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計 ・原油在庫は前週比49万9000バレル増 ・ガソリン在庫は同285万2000バレル増 ・留出油在庫は同245万2000バレル増 ・クッシング原油在庫は同151万7000バレル減 MINKABU PRESS
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