経済統計解説＝米失業率は上昇、６月の米ＮＦＰは減少

　８月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数（ＮＦＰ）は前月比２万２０００人増とな
り、増加幅が鈍化傾向にある。６月のＮＦＰは前月比１万３０００人減まで下方修正さ
れた。失業率は４．３％まで上昇し、２０２１年１０月以来の高水準となった。雇用環
境の悪化が現れやすい広義の失業率であるＵ６失業率は８．１％、若年層失業率は
１０．５％まで上昇し、傾向ははっきりとしている。米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）
は雇用悪化に対して遅れをとっている可能性があり、雇用の下振れリスクを意識すべき
か。
MINKABU PRESS

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