NY金・銀市況=続落、来週のFOMCを控えて調整含み

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金     (25/02)  2704.9     2716.4      2666.5      2675.8     - 33.6
         (25/04)  2725.7     2736.4      2688.0      2697.3     - 33.1
   銀     (25/03)  3156.0     3163.0      3075.5      3102.8     - 59.1
         (25/05)  3180.5     3187.5      3104.5      3128.3     - 57.9
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           146,431       231,272      490,589        (- 4,908)
  銀            44,389       100,603      151,713        (+   80)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           43,828.06 - 86.06
     前日  152.66/68   1.0467/69    ・ナスダック          19,926.73 + 23.88
     本日  153.62/64   1.0500/02    ・10年米国債利回り       4.40 +  0.08
・NY原油 (25/ 1)   71.29 + 1.27    ・SPDR保有金残高     868.50 -  4.88
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は続伸、銀は続落。終値の前日比は金は33.6〜31.5ドル安、
中心限月の2月限が33.6ドル安、銀が59.1〜54.3セント安、中心限月の
3月限は59.1セント安。
 金2月限は続落。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて調整売りが優勢
だった。来週のFOMCでは0.25%の追加利下げがほぼ確実視されているものの、
米経済が堅調に推移していることから来年の米利下げ幅については不透明となっている
ことが金相場に調整を促している。クリスマスや年末を控えて、時期的に利益確定の動
きが優勢となりやすい。
 トランプ次期米大統領がイランの核兵器製造を阻止するため、空爆の可能性を含めて
イランへの対応を計画していると伝わったことは安全資産の下支え要因。米ウォール・
ストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。米国がイランを空爆すれば宣戦布告とな
る。前回の任期中から、親イスラエルのトランプ氏がイランを嫌悪しているのは明ら
か。
 イスラエルがイランの核施設を空爆するとの観測も高まっている。シリアのアサド政
権が崩壊によって、イスラエル軍の航空機がシリアやイラク北部を経由してイランに到
達しやすくなったと見られている。
 銀3月限は続落。金相場に連動した。今月2日以来の安値となる3075.75セン
トまで下落。下値を切り上げたが、軟調に引けた。
今日の材料
・イランは無人のステルス戦闘機をまもなく公表へ=報道
・共和党は夏時間の廃止を検討=トランプ次期米大統領
・昨日の利下げ決定は、幸運にも完全な合意に基づくものだった=ポルトガル中銀総裁
・ドイツ連銀、成長・インフレ見通しを引き下げ
・今後のECB理事会でさらなる利下げを行うことは理にかなっている=スペイン中銀
総裁
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