NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムが続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)   944.3      947.0       921.8       934.6    -  8.9
         (25/ 4)   956.1     959.7       933.4       945.9    - 10.2
 パラジウム  (25/ 3)   940.50     943.00      900.00      930.20   -  9.00
         (25/ 6)   948.00     948.00      908.00      936.80   -  9.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          39,930         36,779        97,942       (-    669)
 パラジウム          5,010          4,200        16,822       (+    753)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,326.87 -1,123.03
     前日  153.51/53   1.0488/50   ・ナスダック         19,392.70 -  716.36
     本日  154.68/70   1.0364/66   ・10年米国債利回り      4.50 +    0.12
・NY原油  (25/ 1)   70.58 + 0.50  ・SPDR保有金残高    864.19      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムが続落。前日比はプラチ
ナが10.2〜7.9ドル安、中心限月の1月限が8.9ドル安、パラジウムが
13.00〜9.00ドル安、中心限月の3月限は9.00ドル安。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、ドル安が支援要因となったが、ドル安が一
服すると、上げ一服となった。欧州時間に入ると、戻りを売られて軟調となった。日中
取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となったが、買い戻されて下げ一服となっ
た。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)でインフレ見通しが上方修正された
ことを受けて戻りを売られた。
 パラジウム3月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を934.8〜947.0ドルのレンジで推移し、前日
比8.4ドル安の935.1ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、ドル安が支援要
因となったが、ドル安が一服すると、上げ一服となった。欧州時間に入ると、戻りを売
られて軟調となった。
 日中取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となり、926.6ドルまで下落し
たのち、買い戻されて下げ一服となった。その後は、米連邦公開市場委員会(FOM
C)でインフレ見通しが上方修正されたことを受けて戻りを売られ、921.8ドルま
で下落した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)利下げが決定さ
れた。ただ2025年のインフレ見通しは2.5%と9月時点の2.1%から上方修正
された。ドル高に振れ、金は一段安となった。
 パラジウム3月限は、時間外取引を926.50〜943.00ドルのレンジで推移
し、前日比11.70ドル安の927.50ドルとなった。3月限は高寄りしたのち、
ドル安一服をきっかけに戻りを売られた。欧州時間に入ると、手じまい売りが出て軟調
となった。
 日中取引では、他の貴金属の軟調につれ安となり、915.50ドルまで下落したの
ち、買い戻されて下げ一服となった。その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で
インフレ見通しが上方修正されたことを受けて戻りを売られ、900.00ドルまで下
落した。
 17日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの20万7289
オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・11月の英消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.6%と10月の2.3
%から加速し、8カ月ぶり高水準だった。
・11月のユーロ圏の消費者物価指数(HICP)確報値は前年同月比2.2%上昇
し、速報値の2.3%から下方修正された。
・北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、ドイツのウィースバーデンの米
軍基地に新設されたウクライナ支援調整組織「ウクライナ安全保障支援及び訓練組織
(NSATU)」の活動が始動したと発表した。
・20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は市中協議
文書で、ヘッジファンドや保険会社などノンバンク金融仲介(NBFI)を取り巻くリ
スクを減らすよう各国政府に提言した。
・11月の米住宅着工件数は前月比1.8%減の128万9000戸。市場予想は
134万3000戸だった。前年比は14.6%減だった。
・欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは、ECBの金融政策
運営について、米国の通商政策などを巡る不確実性が高い中、決定は「会合ごと」に行
っていく必要があるとの考えを示した。
・第3四半期の米経常収支の赤字額は前期比359億ドル(13.1%)増の3109
億ドルと過去最高を記録した。輸入の急増と第一次所得の減少が背景。
・米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%引き下げることを決め
た。
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