金・銀市況=金は総じて小反発、引け前に買い戻し先行もようで堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,995    -14    13,132   +49  : 2,613.57    -33.04
銀          148.0   -1.8     149.0  -5.0  : 2,956.00    -83.00
プラチナ     4,582    +24     4,614   + 4  :   928.27    -12.29
パラジウム   4,600   -100     4,600  -100  :   916.72    -19.91
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.75   +2.40  ユーロ・ドル相場   1.0353  -0.0353
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【市況】
 金は総じて小反発。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建
て現物相場の反発や円安を受けて下値を切り上げた。先限は正午前に18円安で推移。
午後にに入ると、1ドル=155円台の円安、現物相場の下値の堅さから買い戻す動き
から戻り歩調となり、期中7、9月限から小高くなった。引け前に買い戻し先行もよう
となり、12月当限を除き小幅高で引けた。
 銀の商いは成立しなかった。帳入値は下落。
 前営業日比は、金標準、金ミニが14円安〜60円高、ゴールドスポットが45円
高、銀が5.0〜1.8円安。
 推定出来高は、金が2万7560枚、金ミニが1万0507枚、ゴールドスポットが
5113枚、銀が0枚。
【金は円安進行で買い戻し先行もよう】
 金先限は日中取引の寄り付き直後に1万2886円まで下落し、今月10日以来の安
値をつけた。10日の安値1万2870円が支持線となり、前半から戻り歩調となり、
午後になり、1万3095円をつけ小高くなる場面があった。後半から終盤は1万
3040円が支持線となり、小安く推移した後、引け前に1万3132円まで反発して
引けた。円安進行による買い戻し先行もよう。
 全限月がプラスサイドに反転することはできなかったが、地合いは悪くない引け味だ
った。引け後に1ドル=156円台半ばまで円安が進行したことが支援材料。ドル建て
現物価格が2600ドル割れ状態は長続きせず、2600ドル台を回復したことは心理
的に買い方に有利に働いた。

 来年の米金利引き下げが、従来予想の4回から2回予想に修正され、19日のニュー
ヨーク金時間外取引は大幅続落で推移。今夜は複数の米経済指標の発表がある。発表後
のドルの動き、10日続落となったニューヨークダウの動きに注目。ドルが反落、ニュ
ーヨークダウが反発なら金市場は買い戻しから下げ幅を縮小か。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場は、米連邦公開市場委員
会(FOMC)後のドル高を受けて急落した。アジア市場は、朝方の2590.22ド
ルから、ドル高一服を受けて買い優勢となった。午前11時前に2616ドル台まで戻
した。午後になり、ドル堅調から2603ドル台まで軟化したが、午後4時過ぎに
2617ドル台まで戻している。
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