米連邦公開市場委員会(FOMC)後の急落を受けて、徐々に落ち着きを取り戻しつ つある。マーケットの想定よりも来年の利下げに慎重姿勢が示されたことはネガティ ブ。米利下げの金価格上昇エネルギーは間違いなく鈍化する見通しになる。一方で、現 状では利下げ対応うそのものが否定された訳ではなく、米金融政策要因で値を崩してい く見通しにはない。 また、そもそも今年の金相場は米金融政策環境を中心に動いていない。中央銀行の金 準備増強、地政学リスクなどへのヘッジ、アジア現物需要の強さなどが、金価格を過去 最高値まで押し上げた原動力になっている。こうした強気の基本フレームが崩れていか ないのであれば、米金利上昇・ドル高環境の値下がり局面では、買いが膨らみやすくな る。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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