シカゴ大豆市況＝総じて小幅反落、ブラジルの良好な生育やチャート面から

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              始　値　　　高　値　　　安　値　　　 帳入値 　　  前日比
　　2025/01    974.50      979.25      968.00       969.50       - 5.00
　　2025/03    979.50      984.00      972.75       975.50       - 3.75
　　2025/05    988.00      992.50      980.75       984.00       - 4.00
　　　単位：枚　　　推定出来高　　　前日出来高　　　前日取組高 （前々日比）
　　　先物　　       232,055   　    271,265         884,273   （- 11,698）
　注：４本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
４時現在の数値です。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＊米農務省（ＵＳＤＡ）発表の週間純輸出検証高（１２月１９日までの週）
　大　豆：１７４万７０３７トン（前週改定値：１６９万５９３５トン）
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＊米気象庁発表の６−１０日予報（１２月２８日−１月１日）
　コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
　コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
（２２日付。２３日付は東京時間の午前６時現在、未発表。）
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　大豆は総じて小幅反落。前日比は５．００セント安〜変わらず。

　米農務省（ＵＳＤＡ）発表の週間輸出検証高は前週を上回ったうえ、大口成約も伝え
られたにもかかわらず、クリスマス休暇前の玉整理基調のなか売り優勢となった。ブラ
ジルで生育に良好な天気が続いていることに加え、前週の大幅続伸により１８日に記録
した下げ幅を相殺したこともチャート面から売りを呼ぶ要因となった。
　１月限は９７４セントで取引を開始した後はしばらく高もみとなったが、シカゴの時
間帯を迎えると軟化傾向を強めた。前週後半の大幅上伸の後の取引となったうえ、ブラ
ジルでの良好な生育環境が弱材料視されるなか９６８セントの安値に到達。安値で買い
戻されたものの９７２セントが上値抵抗線として意識され９７０セント台を回復できず
に終えた。
　米農務省（ＵＳＤＡ）発表の１２月１９日までの大豆週間輸出検証高は１７４万
７０３７トンで前週の１６９万５９３５トンを上回った。
　累計輸出量は２６９９万８９０６トンで前年同時期の２２３０万１２６５トンをおよ
そ２１％上回った。
　ＵＳＤＡは中国向け２４／２５年度積みの大豆１３万２０００トンの大口成約を発表
した。
　ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り（民間気象会社の天気
概況及び予報を要約）。

＜ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州＞
　散発的な降雨が発生。気温は平年以下〜平年並だった。

　今月末まで限られた程度の降雨にとどまる見込みとなっている。ただ、１月上旬には
低気圧が発達し散発的な降雨が発生するだろう。
＜ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部＞
　この２４時間は局地的な降雨が発生。気温は平年並。

　前線は中部を移動しておりこれに伴い広い範囲で降雨が発生。開花〜結実期を迎えた
大豆、生育中のコーンにとって良好な生育環境を維持。

＜アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部＞
　この２４時間は概ね降雨は発生しなかった。気温は平年以下〜平年並。
　今後は限られた地域での降雨が数日続くと見られ、週後半にかけて乾燥状態が進行す
る見通し。

＜アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部＞
　この２４時間は概ね降雨は発生せず。気温は平年並だった。

　目先は少雨傾向が続き乾燥地域が拡大することが懸念される。
　大豆製品は、大豆粕は頭重い大豆の足取りに追随安となる一方、大豆油は大豆粕との
ストラドルに絡んだ買いが入ったと見られ、小高く終えた。
　大豆粕１月限は前日比５．００ドル安の２８９．５０ドルで終了。
今日の材料
・ブラジルは南部、中部ともに生育に適した天気が続く見込み。
・アルゼンチンは北部では少雨傾向が強まる。
・アルゼンチン南部と中部の一部で土壌水分懸念が高まる。・ＵＳＤＡ発表の１２月１
９日までの大豆週間輸出検証高は１７４万７０３７トンで
　前週の１６９万５９３５トンを上回る。
・ＵＳＤＡは中国向け２４／２５年度積みの大豆１３万２０００トンの大口成約を
　発表。
MINKABU PRESS

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