[本日の見通し]石油=買い優勢も上げ幅は限定的、API統計に反応乏しい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油の2025年5月限は買い優勢。ただ、夜間取引から上げ幅を縮小している。
 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比320万
バレル減となった。受け渡し地であるオクラホマ州クッシングの原油在庫も減少してお
り、需給は引き続き引き締まっているのではないか。米エネルギー情報局(EIA)が
発表する週報では、戦略石油備蓄(SPR)を除く原油と石油製品の在庫の合計規模は
4月以来の低水準となっており、API統計はさらにタイト化していることを示唆す
る。ただ、本日はクリスマスで、ニューヨーク市場では時間外取引も、通常取引も行わ
れない。今週はEIA週報の発表も27日であり、今回の週報は素通りとなる可能性が
高い。
 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.26ドル高の69.50ドルで推
移。本日これまでのレンジは69.42〜69.56ドル。
 原油4月限の予想レンジは6万8500円から6万9500円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は8万1000円から8万2000円。
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