[今日の視点]貴金属=売り一巡後に戻り歩調となるかに注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が総じて小幅安、プラチナが反落で寄り付く見通し。銀は玉の出方次第
の展開。パラジウムは出来ず。金、プラチナとも売り一巡後に戻り歩調となるかに注
目。プラチナはドル建て現物相場が943ドル台まで小高くなっており、JPXプラチ
ナは期先から下値を切り上げる動きとなると予想。
 午前8時7分現在の現物相場は24日の日中取引の引け時点と比べ、金は1.02ド
ル安の2616.50ドル、銀が変わらずの2965セント、プラチナが1.79ドル
高の942.60ドル、パラジウムは9.98ドル高の946.30ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.22/24円で、前営業日の
大引け時点から0.04円の円高。
 12月限の寄り付き目安は、金が1万3312円前後、銀は152.3円前後、プラ
チナは4800円前後、パラジウムは4600円前後。
【金は欧州時間まで動意を欠く展開】
 25日のニューヨーク金市場はクリスマスのため、休場。JPX金の夜間取引は2番
限以降が小幅安で引けた。日中取引もこの流れを引き継ぎ、概ね小幅安で取引を開始す
ると予想。ニューヨーク金は取引が再開となるが、26日はイギリスなど欧州各国がボ
クシングデーで引き続き、クリスマス休暇扱いとなるため、欧州時間までは動意を欠く
展開を予想。JPX金は今夜の夜間取引で先限が1万3400円を試すことができるか
に注目。
【JPXプラチナは大納会まで下値堅く推移か】
 25日のニューヨークプラチナはクリスマスのため、休場。JPXプラチナ夜間取引
は反落。昨日、先限と期先10月限が日中取引で4800円を試したが、夜間取引は売
り優勢となり、押し目形成。ドル建て現物価格が950ドル台を回復するまでは強気相
場に転換と判断には時期尚早と考えるが、JPXプラチナ先限は11月21日の高値
4867円を目指すチャート。30日に大納会を控え、積極的な新規売買は仕掛けにく
いが、年末年始の連休中に円安進行、ドル建て現物相場の950ドル台回復を警戒し、
売り玉の一部を買い戻す動きから、大納会まで下値は堅いと予想。
<今日の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【休日】--:-- ボクシング・デー
◆ オーストラリア ◆
【休日】--:-- ボクシング・デー
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 12月15日-12月21日(財務省)
【経済】09:30 貿易収支 2024年11月確報(財務省)
◆ ドイツ ◆
【休日】--:-- クリスマス
◆ フランス ◆
【休日】--:-- クリスマス休暇
◆ イギリス ◆
【休日】--:-- ボクシング・デー
◆ スイス ◆
【休日】--:-- 聖エチエンヌ/シュテファン祭
◆ 南アフリカ ◆
【休日】--:-- 善意の日
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】22:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【工業】12/27 01:00 週間石油統計(EIA)
◆ カナダ ◆
【休日】--:-- ボクシング・デー
MINKABU PRESS 森 成俊

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