【場況】 金は上昇。金はドル建て現物相場の上昇を受けて、日中取引は期先から小高くなっ た。その後も現物高が続くなか、ジリ高の足取りを維持。60円超の上げ幅を維持し、 小じっかり。 銀の商いは成立しなかった。 前日に発会した2025年12月限は、金標準が1万3885円、金ミニが1万 3885.5円水準で推移。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が68〜79円高、金ミニが54〜79 円高、ゴールドスポットが455円高、銀が出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、金が5105枚、金ミニが1876枚、ゴールドス ポットが1123枚、銀が0枚。 【金は見通し不透明感が重石】 金は米国での1月トランプ新政権発足が目先の焦点である。トランプ氏は大統領選の 時に米大幅赤字の縮小を目的に輸入関税の大幅引き上げを公約として掲げており、トリ プルレッドの実現によってこの公約が実現される可能性が高まっている。この公約実現 が米国内外に与える影響の見通し不透明感や、インフレ促進的な政策とこれを受けた連 邦準備理事会(FRB)の利下げ停止観測が重石となる一方、地政学不安のくすぶりや 中国景気不安が下支え要因となり、史上最高値に近い水準を引き続き維持すると見られ る。 金先限は1万3397円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇が支援要因になっ た。円相場は1ドル=157円台前半で推移した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、クリスマスで休場のため、 ほぼ動きがなかった。アジア市場では、朝方の2620.39ドルから値を伸ばし た。 午前11時現在、2627.33ドルで推移。銀は2970セントで推移。24日の 大引け時点は金が2617.92ドル、銀が2967セント。 MINKABU PRESS
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