プラチナ市況=プラチナは総じて反落、現物相場の低迷で修正安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/2              2025/12       ドル建て現物価格 15:45 現在
金          13,293   +72       13,378 + 64     :2625.23   + 7.71
銀           149.9   -3.1       152.3 +0.2     :2957.00   - 8.00
プラチナ      4,756    + 9         4,779 - 36     :  934.50   - 6.31
パラジウム    4,600      0        4,600    0     : 値付かず
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.37   +0.25  ユーロ・ドル相場   1.0400  +0.0004
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反落。夜間取引から売り優勢とな
り、前日までの上昇に対する修正安場面。ドル建て現物相場が930ドル台前半で低迷
していることが弱材料。先限は正午前に34円安で推移。午後に入ってからも反発力は
弱く推移。期近から期中は売り物薄で期先ほど下げず。期近2月限のみ買い優勢で9円
高で小じっかり。
 パラジウムの商いは成立しなかった。

 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが50円安〜9円高、プラチナスポットが
18円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5940枚、プラチナミニが327枚、プラチナスポット
が1897枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは実需家が買い急がず低迷】
 プラチナは修正安となった。先限は引け前に4773円まで下落。終値で25年12
月限の発会値4782円を下回った。前日の安値4772円割れとなり、4767円ま
で下落となると、昨日、チャート上で空けたギャップ(窓)を下に埋めることになった
が、昨日の安値が支持線となり、ギャップにかかることはなかった。
 ドル建て現物相場は低迷しているが、930ドル割れにはならず、底堅い動き。ニュ
ーヨークプラチナ時間外取引で午前中、金につれ高で小高く推移したが、午後は小幅安
に軟化。今夜の欧州市場が休日のため、実需家は買い急いでいないもよう。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、アジア市場では943ドルをつけたが、早々に売り
が出て、940ドル割れ。931.70ドルまで軟化。金現物相場が一時2627ドル
台まで上昇しているが、逆行安。午後になり、下値を切り上げたが、935ドルが抵抗
線になり、低迷。
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